
6日のベトナム株式市場は、前日に続き利益確定売りに押され、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスが続落した。銀行・証券などの金融株や小売株など、主力株を中心に売り圧力が強まり、VNインデックスは重要な下値支持線とされていた200日移動平均線(MA200)を割り込んだ。一方、ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスは小幅に反落した。
インデックスと売買代金の動向
VNインデックスは前日比▲11.68ポイント(▲0.66%)下落の1764.78ポイントで引けた。HSXの売買代金は15兆1360億VND(約910億円)と前日から減少した。取引開始直後は底堅さも見られたが、午後に入ると大型株の下落に引きずられる形で下げ幅を広げた。
一方、HNXインデックスは前日比▲0.95ポイント(▲0.32%)下落の292.64ポイントで引けた。HNXの売買代金は1兆0740億VND(約64億円)だった。
大型株とセクター別の動き
HSXでは、大型不動産株のビンコムリテール[VRE]が▲4.35%、ビングループ[VIC]が▲0.55%と下落し、相場の下押し要因となった。また、ビンホームズ[VHM]は一時買われたものの、+0.78%と小幅な上昇にとどまった。金融セクターでは、LPバンク[LPB]が▲1.89%、軍隊銀行[MBB]が▲1.65%、ヴィエティンバンク[CTG]が▲1.57%、テクコムバンク[TCB]が▲1.52%下落するなど、銀行株の軟調さが目立った。小売株でもフーニュアン・ジュエリー[PNJ]が▲3.83%と大幅に下落した。
一方、役員人事に関する好材料が伝わったドゥックザン化学[DGC]が+6.91%と急騰し、ストップ高を記録して市場の注目を集めた。また、FPT情報通信[FPT]は+0.57%と逆行高を演じた。
海外投資家の動向と今後の見通し
海外投資家はHSXで約1210億VND(約7億2000万円)の売り越しとなった。個別では、ビンホームズ[VHM]を約2410億VND(約14億4000万円)、VPバンク[VPB]を約1200億VND(約7億2000万円)売り越した半面、ビングループ[VIC]を約2290億VND(約13億7000万円)、ヴィエティンバンク[CTG]を約543億VND(約3億2500万円)買い越した。
今後の見通しについて証券各社は、VNインデックスが1800ポイントの心理的節目を前に失速し、再びMA200(1772ポイント付近)を割り込んだことで、短期的な下落リスクが強まったとみている。目先は1750ポイント付近が下値支持線として意識され、当面は慎重な姿勢を保ちつつ、好業績銘柄への選別投資やマージン取引の縮小によるリスク管理が推奨されている。
前日の5日には、好決算を発表した不動産株や一部小売株が買われて堅調に推移したものの、後場に入ると金融やITなどの大型株を中心に利益確定売りが強まり、VNインデックスは小幅に反落していた。本日もその流れを引き継いで売りが先行し、売買代金も減少した。中銀の金融緩和策などによる豊富な待機資金が下値を支える一方、1800ポイントの大台を突破するにはさらなる好材料と買いの勢いが必要だ。


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