CMC技術グループ[CMG](CMC Corporation)はハノイ市で6月初め、人工知能(AI)開発拠点となる複合施設「CMCクリエイティブスペース(CMC Creative Space=CCSハノイ)」の起工式を開催した。総投資額は3億USD(約430億円)。
CCSハノイは、同市のバックトゥーリエム区とタイホー区にまたがるタイホータイ(タイ湖西)都市区の面積1万1000m2超の土地に建設される。建物の規模は、地上23階・地下3階建て、延べ床面積は9万m2超。ホーチミン市の「CCSタントゥアン(CCS Tan Thuan)」に続く、2か所目のCCSブランドによる複合施設となる。
同施設は、オープンAIセンター「C.OpenAI」としての役割を担い、5000人超のITエンジニアが労働・研究・交流する場となる。施設内には、データセンター、研究開発(R&D)スペース、人材育成エリア、スタートアップ支援エリアが整備される。
中核となるデータセンターは、AI、クラウド、ビッグデータ、サイバーセキュリティなど先端技術に対応した最新のITインフラを備える。
CMCのグエン・チュン・チン会長によると、同社は2028年までに売上高10億USD(約1430億円)、従業員1万人、海外30か国・地域への展開、年平均成長率20%の達成を目指している。