不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(Vinfast)は、2026年3月に13万5000台以上の注文を受け、電動バイク9万3000台以上を出荷し、月間販売数で過去最高を記録した。これは国内のグリーンな交通手段への需要の高まりを示している。
需要急増と人気モデル
販売車両の多くを「エボ(Evo)」と「フェリス(Feliz)」が占め、それぞれ5万2000台、2万4000台以上が引き渡された。これらはガソリン車を含む市場全体でもトップクラスの販売台数を誇る。
需要はハノイ市やホーチミン市に集中しており、ハノイ市だけで2万台以上が納車された。生産能力を過去最高に引き上げているが需要には追いついておらず、納車待ち時間の短縮に向けて生産の最大化を図っている。
優遇政策とエコシステム
販売増の背景には強力な販売促進策がある。ガソリン車から電動車両への乗り換え支援プログラムを2026年4月末まで延長し、車両価格についてEVで3%、電動バイクで5%の追加割引を適用している。
また、ビンファストのEV充電インフラ整備を手掛けるV-GREENグローバル充電スタンド開発会社(V-GREEN)のステーションでの無料充電や、月20回のバッテリー無料交換に加えて、頭金ゼロでの分割払いや登録料の全額免除などの支援策も提供している。
さらに、ビンファスト製EV・電動バイクのレンタカー・タクシー会社で、配車サービス「サインSM(Xanh SM)」を展開するグリーンGSM(Green GSM)は、ドライバー向けに3年間の無料バッテリーレンタルなどを実施し、EV移行を後押ししている。


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