シティバンクは今後、ベトナムにおける子銀行の設立に向けて早期に所定の手続きを行う。同行は1972年から1975年まで、南ベトナムで「ファーストナショナル・シティバンク(First National City Bank)」の名称で活動していたが、1975年のサイゴン陥落を受けて撤退。1993年、ハノイ市に駐在員事務所を設立し、ベトナムへの再進出を果たし た。1994年には同事務所を支店に格上げし、4年後の1998年にはホーチミン支店を設立した。
現在ベトナムに進出している100%外資の子銀行は、◇オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)、◇ホンリョン銀行(HLB)、◇香港上海銀行 (HSBC)、◇スタンダードチャータード銀行(Standard Chartered Bank)、◇シンハン・ベトナム商業銀行(Shinhan Vietnam)の5行。このほか、パブリック銀行(Public Bank Berhad)も全額出資子銀行の設立認可を取得している。