地場系大手総合メディア会社イエーワングループ[YEG](YeaH1 Group)は、ソニー・ミュージックエンタテインメント香港(ソニー・ミュージック香港=Sony Music Entertainment Hong Kong)からの出資の受け入れを承認した。
ソニー・ミュージック香港は、YEGの子会社で音楽コンテンツの制作・保有・配信を手掛けるワンレーベル(1Label)が実施する第三者割当増資を引き受け、同社株式の49%を取得する。取引額は明らかにされていない。
取引後、YEGによるワンレーベルの持株比率は49.88%に低下し、ワンレーベルはYEGの子会社からグループ会社に移行する。取引は年内の実行を予定している。これに伴い、アーティストマネジメントを手掛けるワンタレンツ(1Talents)も、YEGの子会社からグループ会社となる。
YEGは今回の出資受け入れについて、資金調達に加え、国際水準のアーティストマネジメントのノウハウやグローバルな配信ネットワークへのアクセスにつながると説明している。
最初の共同プロジェクトとして、YEG主催のサバイバルオーディション番組「タンビン・トアンナン(Tan Binh Toan Nang)」から誕生したアイドルグループの海外展開を掲げる。同番組は、中国の「百分百出品(Show It All)」のベトナム版で、K-POPスタイルの次世代男性アイドルグループを育成する。
なお、YEGの2025年1~9月期業績は、売上高が前年同期比+70%増の1兆0680億VND(約63億円)、税引後利益が同+19.5%増の666億VND(約3億9400万円)となった。9月末時点の現金・預金残高は年初比2倍の2720億VND(約16億円)へと急増したが、借入コストは同▲49%減の41億VND(約2430万円)へと減少した。


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