全国の20以上の空港を管理・運営するベトナム空港社[ACV](Airports Corporation Of Vietnam)は27日、東南部地方ドンナイ市ロンタイン街区(phuong Long Thanh、旧ドンナイ省ロンタイン郡)で建設中のロンタイン国際空港の第2滑走路および誘導路について、コンクリート舗装工事がおおむね完了し、9月末までに完成するとの見通しを明らかにした。
第2滑走路の整備状況
第2滑走路は全長4km、幅75mで、第1滑走路と平行して整備されており、最新鋭の民間航空機の発着に対応する。着工から14か月が経過し、現在は仕上げ作業に数百人の作業員と重機が投入されている。8月からは照明システムや関連機器の設置が始まる予定だ。
第1滑走路はすでに完成し、2025年12月から試験飛行が行われている。
全体の進捗と人員体制
同プロジェクトは、面積5000haの用地に建設される、総投資額約160億USD(約2兆6200億円)の国内最大の空港開発案件だ。現在、接続道路や燃料供給システム、駐機場などのインフラはおおむね完成している。
中核となる旅客ターミナルの建設工事も急ピッチで進んでおり、請負契約の進捗率は約70%に達した。雨季の施工ピーク時には、作業員を現在の約7100人から9000人近くまで増員する方針だ。
開業目標と路線移行計画
9月からは旅客ターミナルの機器の試運転を開始し、今年12月の供用開始を目指している。
開業に向け、ホーチミン市タンソンニャット国際空港からの航空路線の移行が3段階で実施され、2028年3月末までに大半の国際線がロンタイン国際空港に集約される見込みだ。
開業初期の利用促進策として、航空関連料金の引き下げやタンソンニャット国際空港での発着枠(スロット)の維持などの優遇措置も提案されている。
アクセス環境の整備が課題となる中、ACVは第1期工事と並行して、第2期の開発に向けた事業化調査(FS)報告書の作成にも着手している。


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