
27日のベトナム株式市場は、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスが前日比+10.24ポイント(+0.56%)高の1831.56ポイントと6営業日続伸し、1830ポイントの大台を突破した。前場は利益確定売りや連休前の様子見姿勢から一進一退の展開となったが、後場終盤にビングループ関連株が急伸して相場を牽引した。一方、ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスは反発した。
インデックスと売買代金の動向
VNインデックスは、寄り付き後に利益確定売りに押されて一時マイナス圏に沈む場面もあったが、14時15分以降に主力株へ買いが集中し、終盤に上げ幅を一気に拡大した。HSXの売買代金は15兆9945億9000万VND(約970億円)と前日から約▲20%減少したものの、指数は底堅く推移した。
一方、HNXインデックスは前日比+0.68ポイント(+0.24%)高の282.64ポイントと反発した。HNXの売買代金は5349億4000万VND(約32億4000万円)だった。
大型株とセクター別の動き
HSXでは、ビングループ[VIC]が引け間際に+2.61%急伸し、指数上昇分の過半を占めた。金融株はVPバンク[VPB]が+2.43%、テクコムバンク[TCB]が+1.94%、アジアコマーシャル銀行[ACB]が+1.57%上昇した一方、ベトコムバンク[VCB]が▲0.33%、サコムバンク[STB]が▲1.47%下落した。
不動産株はビンコムリテール[VRE]が+1.56%買われた反面、ベカメックスグループ[BCM]が▲2.47%値を下げた。鉄鋼株ではホアファットグループ[HPG]が+0.68%買われ、IT株のFPT情報通信[FPT]は▲0.55%と売りに押された。
海外投資家の動向と今後の見通し
海外投資家は、HSXで約2100億VND(約12億7000万円)を買い越した半面、HNXで約130億VND(約7900万円)を売り越した。個別ではテクコムバンク[TCB]を約4443億3000万VND(約27億円)を買い越した。HNXでは、海外投資家は全体で約130億VNDの売り越しとなったが、個別ではサイゴンハノイ証券[SHS]を買い越した反面、ペトロベトナム・テクニカル・サービス[PVS]やCEOグループ[CEO]を売り越した。
今後の見通しについて、証券各社は、主要移動平均線の回復や9月の新興国格上げへの期待から、1800~1850ポイントのレンジで底堅い推移が続くと予想している。
前日の26日には、英FTSEラッセルによる「セカンダリー新興市場」格上げに伴うベトナム株117銘柄の新規採用や段階的な組み入れ比率の公表を背景に、海外資金流入への期待からVNインデックスが前日比+29.91ポイント(+1.67%)高と急伸し、1800ポイントの大台を突破していた。本日の取引では連休前の様子見から薄商いとなったものの、段階的な資金流入への期待感や、好調な企業業績が中長期的な下値支持材料として強く意識されている。


?1787845891)
印刷用ページ


