
9日のベトナム株式市場は、ホーチミン証券取引所(HSX)とハノイ証券取引所(HNX)の主要2指数がともに反落した。前場は時価総額の大きい大型株に支えられて一時1850ポイントに迫ったものの、後場終盤に利益確定売りが急増し、不動産株を中心に下落して指数を押し下げた。海外投資家は全市場で売り越しとなった。
VN指数反落、1850ポイント目前から失速
VNインデックスは、前日比▲3.32ポイント(▲0.18%)安の1827.12ポイントと反落した。前場に一時1850ポイント手前まで買われた後、14時以降に売り圧力が強まり、一時1820ポイント付近まで急落したが、終盤に押し目買いが入り、下げ幅を縮小した。HSXの売買代金は14兆5573億VND(約860億円)だった。
一方、HNXインデックスは前日比▲1.63ポイント(▲0.58%)安の279.48ポイントと反落した。HNXの売買代金は6829億VND(約40億円)だった。
不動産株が重石、肥料・IT株は堅調
HSXでは、不動産株の下落が相場の重石となり、ビングループ[VIC]が▲0.76%、ビンホームズ[VHM]が▲2.04%下落した。ダットサイングループ[DXG]やカンディエン不動産[KDH]も軟調だった。
一方、情報技術株が堅調で、ゲレックス電気設備[GEE]が+3.80%、FPT情報通信[FPT]が+0.28%上昇した。金融株はまちまちで、テクコムバンク[TCB]が+1.41%、ベトコムバンク[VCB]が+1.03%上昇した反面、ベトキャップ証券[VCI]やサイゴンハノイ銀行[SHB]は下落した。
海外勢は売り越し、1820ポイントが焦点
海外投資家は、HSXで約2680億VND(約15億8000万円)を売り越した。個別ではビンホームズ[VHM]を約2920億VND(約17億2000万円)売り越した一方、ホアファットグループ[HPG]を約2350億VND(約13億8000万円)買い越した。
HNXでも海外投資家は約130億VND(約7600万円)を売り越し、ベトナム工業団地都市開発[IDC]などを売却した。技術的には1820ポイントが支持線、1850ポイントが抵抗線として意識されており、当面はレンジ内でのもみ合いが予想される。
前日の8日には、薄商いの中で売り圧力が低下したことや大型株の買戻しから、VNインデックスが前日比+8.80ポイント(+0.48%)高の1830.44ポイントと反発していた。本日の取引では1850ポイント手前での戻り売りの強さが確認されたものの、1820ポイント付近での押し目買い意欲は旺盛であり、9月21日のFTSE格上げ発効に伴う中長期的な資金流入期待が下値を支える材料として意識されている。


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