
7日のベトナム株式市場は、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスとハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスがともに下落した。全般的に売り圧力が優勢となる中、マサングループ[MSN]関連株や一部の大型株に買い戻しが入ったものの、大株主の保有比率低下が報じられたジュエリー大手の急落や海外投資家の大幅売り越しが相場の重石となった。
VN指数5ポイント安、終盤に下げ幅縮小
VNインデックスは、前日比▲5.69ポイント(▲0.32%)安の1753.39ポイントと反落した。寄り付きから売りが先行し一時1744.73ポイントまで下落したが、終盤にかけて下げ幅を縮小した。HSXの売買代金は15兆2261億9100万VND(約930億円)となった。
一方、HNXインデックスは前日比▲5.71ポイント(▲2.15%)安の259.82ポイントと続落した。HNXの売買代金は8314億9400万VND(約51億円)だった。
MSN急伸が下支え、PNJは10年ぶり安値
HSXでは、マサングループ[MSN]が+4.44%高と急伸し相場を下支えしたほか、マサン消費財[MCH]が+1.21%高、ジェマディプト港湾海運[GMD]が+4.23%高、FPTリテール[FRT]が+3.79%高、ベトナムゴム工業グループ[GVR]が+3.66%高、ベトナム国際銀行[VIB]が+2.96%高、テーゾイジードン投資[MWG]が+2.53%高、シーバンク[SSB]が+2.38%高、ペトロベトナム製油石化[BSR]が+2.09%高と買われた。
反面、海外ファンドの保有比率低下が報じられたフーニュアン・ジュエリー[PNJ]が▲6.20%安の1万8900VND(約115円)と急落し、約10年ぶりの安値を付けた。また、LPバンク[LPB]が▲4.33%安、テクコムバンク証券[TCX]が▲2.27%安、ゲレックス電気設備[GEE]が▲2.13%安と売られた。
海外勢の売り越し縮小、制度改革が下値支える
海外投資家は全市場で約9460億VND(約58億円)を売り越し、売り越し額は前日から大幅に縮小した。HSXでは約9230億VND(約56億円)の売り越しとなり、フーニュアン・ジュエリー[PNJ]を約3990億VND(約24.3億円)、テクコムバンク[TCB]を約1111億VND(約6.8億円)、HDバンク[HDB]を約889億8000万VND(約5.4億円)売り越した一方、マサングループ[MSN]を約443億VND(約2.7億円)買い越した。HNXでも海外投資家は約330億VND(約2億円)を売り越した。
足元では世界的な金利の高止まりを背景に海外資金の流出が懸念されるものの、2026年7~9月および1~9月期の堅調な国内経済成長や、低水準にあるバリュエーション、国家証券委員会(SSC)による昼休み時間帯の取引導入の検討など制度面での改革推進が、中長期的な下値支持材料として意識されている。


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