中堅銀行のリエンベトポストバンク[LPB](LienVietPostBank)は15日、スマートフォンを通じた電子決済サービス「スマートペイ(SmartPay)」を運営するスマートネット社(SmartNet)との間で協力覚書(MOU)を締結した。
これにより、LPBで口座を開設した顧客は「スマートペイ」を通じて入金や出金をすることが出来るようになるほか、「スマートペイ」の利用者やLPBの顧客は、両社のカード処理端末(POS)システムが導入された場所でのQRコード決済も可能となる。両社はデジタルサービス導入を通じて、海外送金サービスの改善を目指す方針。
「スマートペイ」は2019年5月に開発された電子決済アプリ。2020年8月末時点で、30万か所でPOSシステムを設置しており、個人顧客150万人にサービスを提供している。
一方のLPBは、2020年6月末時点の総資産が214兆VND(約9700億円)、貸付金残高が140兆VND(約6400億円)、資金調達残高が167兆VND(約7590億円)。2020年8月末時点での支店・出張所数は542か所となっている。