不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(Vinfast)は18日、フィリピン市場における電動バイク事業の拡大に向けて、同国のディーラー14社と協力覚書(MOU)を締結したと発表した。
今回の提携により、ビンファストはパートナー企業と協力し、フィリピン市場でのショールーム網を迅速に構築する。6月の製品発売に合わせて、複数の販売店を一斉にオープンする計画だ。
ショールームは、マニラ首都圏(メトロ・マニラ)やメトロ・セブ、メトロ・ダバオ、リサール州、ラグナ州、カビテ州、バタンガス州、ブラカン州など、移動需要が高く環境に配慮した交通手段への移行が見込まれる主要地域に開設される予定となっている。全店舗で統一された基準を適用し、顧客体験の向上を図る。
販売開始当初は、「エボ(Evo)」、「フェリスII(Feliz II)」、「バイパー(Viper)」などのバッテリー交換式電動バイクを中心に展開し、今後はフィリピンのインフラ条件や消費者の習慣に合わせた新モデルの投入も検討する。
さらに、現地パートナーとの協力を通じて、フィリピンの全国に約3万か所のバッテリー交換ステーションを設置し、利用者が便利に電動バイクを利用できる包括的なエコシステムを構築する目標を掲げている。
14の提携パートナーのリストには、フィリピンのトップクラスのバイク販売企業が多数含まれており、広範な店舗網と長年の事業経験を有している。現地パートナーとの協力は、ビンファストが既存のネットワークを活用し、同時に市場参入にかかる時間を短縮するのに役立つ適切なステップであると評価されている。
ビンファストは2026年の重点的な国際展開市場として、フィリピン、インドネシア、インド、タイ、マレーシアの5か国を挙げている。豊富な人口と高い経済成長を背景に、モビリティの電動化が急ピッチで進むアジア市場において、EVだけでなく電動バイク分野でもシェア拡大を目指し、国際化戦略をさらに加速させていく姿勢だ。


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