
22日のベトナム株式市場は、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスが大幅に反発して取引を終えた。ビングループ[VIC]系銘柄が相場を力強く牽引し、指数を大きく押し上げたものの、市場全体では下落銘柄数が上昇銘柄数を上回る展開となった。
VNインデックスは反発、VIC系が相場を牽引
VNインデックスは反発し、前営業日比+33.38ポイント(+1.83%)の1857.91で引けた。HSXの売買代金は14兆5970億VND(約900億円)だった。一方、ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスは続落し、同▲3.77ポイント(▲1.16%)の321.06で取引を終えた。HNXの売買代金は7531億VND(約46億円)だった。
セクター別の動きと大型株の動向
HSXでは、VICをはじめとする関連銘柄が高騰し、相場の牽引役となった。VICが+6.96%、ビンホームズ[VHM]が+6.95%、ビンコムリテール[VRE]が+4.60%上昇した。ハノイ市での大規模な都市鉄道インフラプロジェクト着工や、VHMの大規模な配当計画が好感され、買いを集めた。
その他の大型株では、情報開示違反の是正を発表したドゥックザン化学[DGC]が+6.40%と大幅に上昇したほか、PC1グループ[PC1]が+5.88%、PVパワー[POW]が+4.32%と堅調だった。
銀行セクターは明暗が分かれ、配当権利落ち日を発表したキエンロンバンク[KLB]が+5.44%上昇した一方で、ベトコムバンク[VCB]やテクコムバンク[TCB]などは小幅な下落となった。
不動産セクターは売り圧力が強く、SJグループ[SJS]が▲3.24%、ダットサイングループ[DXG]が▲2.26%、カンディエン不動産[KDH]が▲2.17%下落した。
海外投資家の動向と今後の見通し
海外投資家は市場全体で約2200億VND(約13億円)の売り越しとなった。銘柄別では、FPT情報通信[FPT]が約2070億VND(約13億円)と最も大きく売り越されたほか、ビナミルク[VNM]やTCBなども売り越された。反対に、VICは約3750億VND(約23億円)の買い越しとなった。
ハノイ市で着工した総額1300兆VND(約8兆円)を超える5つの都市鉄道プロジェクトにおいて、VHMなどのコンソーシアムが総元請けに選定されたことは、中長期的な業績への貢献が期待されている。また、同社の1株当たり6000VND(約37円)の現金配当や株式配当計画も投資家心理を明るくする要因となっており、今後はこうした好材料が引き続き市場全体を下支えできるかが注目される。


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