
25日のベトナム株式市場は、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスが利益確定売りに押されて4日ぶりに反落した。ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスは小幅に反発した。市場全体の売買代金は前日比で減少し、海外投資家による売り越し額は合計1兆VNDを超える高水準が続いており、市場の警戒感を高めている。
インデックスおよび売買代金の動向
ホーチミン市場のVNインデックスは、前日比▲14.95ポイント(▲0.80%)下落の1863.07ポイントで取引を終えた。売買代金は16兆1138億VND(約990億円)と、前日から▲11.3%減少した。一方、ハノイ市場のHNXインデックスは前日比+1.20ポイント(+0.38%)上昇の319.44ポイントと反発。売買代金は6155億VND(約38億円)だった。
セクター別および大型株の動向
セクター別では、これまで市場を牽引してきたビングループ[VIC]関連株が利益確定売りに押され、VICが▲2.39%、ビンホームズ[VHM]が▲1.94%、ビンコムリテール[VRE]が▲2.31%、ビンパール[VPL]が▲2.87%それぞれ下落した。
また、原油価格の下落を受けて石油セクターも崩れ、ペトロベトナム製油石化[BSR]が▲3.72%、ペトロベトナムガス[GAS]が▲2.27%、ペトロリメックス[PLX]が▲1.46%下落した。
一方、銀行セクターは堅調で、テクコムバンク[TCB]が+2.77%、LPバンク[LPB]も+0.90%で取引を終え、史上最高値を更新した。
ハノイ市場では不動産のサンシャイングループ[KSF]が株式配当計画を発表し、+9.94%ストップ高まで買われた。
下落の背景と今後の見通し
株価下落 の背景には、指数が直近高値に接近したことによる利益確定売りがある。また、米国とイランの和平交渉進展によりWTI原油が70USDを割り込んだことで、石油関連株が連れ安となった。海外投資家は全市場で1兆0990億VND(約67億円)を売り越し、うちホーチミン市場で1兆0730億VND(約66億円)を売り越した。今後の市場は最高値付近での高値警戒感から上値の重い展開が予想されるが、好業績や個別材料を持つ銘柄への選別物色は継続するとみられる。


?1782390212)
印刷用ページ


