
21日のベトナム株式市場は上昇。ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスは前日比+33.88ポイント(+1.95%)高の1768.12ポイントと大幅に続伸した。ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスも同+5.52ポイント(+1.98%)高の284.07ポイントと反発した。FTSEラッセルによる格上げ期待や主要銘柄の法的リスク解消、海外投資家の買い越し転換など好材料が重なり、売買代金は急回復した。
格上げ期待とリスク懸念解消が主導
日本時間22日早朝に予定されるFTSE Russellによる構成銘柄発表への期待感が市場を牽引した。また、密輸への関与が否定されたフーニュアン・ジュエリー[PNJ]が+6.97%と急騰し、市場心理が大きく改善した。
大型株も牽引し、ビングループ[VIC]系のVIC(+1.49%)やビンホームズ[VHM](+3.17%)が押し上げた。
金融ではベトコムバンク[VCB]が+2.25%など銀行株の上昇が貢献した。業種別で最大の上げ幅となったのはITセクターで、+3.09%を記録し、FPT情報通信[FPT](+3.15%)が牽引した。
売買代金の急増と今後の金利低下期待
HSXの売買代金は前日比+36.3%増の18兆3563億VND(約1120億円)に急増した。HNXも同2.13倍の1兆1192億VND(約68億円)となった。海外投資家はHSXで396億3000万VND(約2億4000万円)の買い越しに転じた。
半面、逆行安となったペトロベトナム製油石化[BSR](▲0.56%)などエネルギーは▲0.15%下落した。
今後の見通しについてMaybank証券は、短期的には金利高が重石となり横ばい推移を予測するも、年末の金利低下が触媒となり、中長期では目標の2000ポイントへ上昇すると分析している。ドラゴンキャピタル(Dragon Capital)もバリュエーションの魅力を指摘し、優良株を徐々に買い増すことを推奨している。
今週は重要イベントを前に様子見が強まり一進一退の薄商いが続いていた。14日の▲2.07%安の急落後、17日は続落したが、18日は原油高を受け石油株主導で反発。19日は金融・不動産安で反落し、20日は大型株主導で反発していた。今回の売買代金の急増を伴う大幅反発は、低調だった市場の閉塞感を大きく和らげる結果となった。


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