
26日のベトナム株式市場は、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスが前日比+29.91ポイント(+1.67%)高の1821.32ポイントと大幅続伸し、1800ポイントの大台を大きく突破した。FTSE Russellが市場格上げ後のベトナムの組み入れ比率を公表したことで、海外資金流入への期待が相場を押し上げた。一方、ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスは同▲0.69ポイント(▲0.24%)安の281.96ポイントと続落した。
同日の売買代金はHSXが19兆8825億1600万VND(約1200億円)、HNXが8225億8200万VND(約50億円)となった。
FTSE組み入れ期待と大型株の牽引
市場急騰の主導役は大型株だった。FTSE Russellが公表した試算によると、ベトナム株の組み入れは9月21日から4段階で開始され、最終的にはFTSEエマージング・オールキャップ指数(FTSE Emerging All Cap Index)において0.488%(第1段階は0.049%)の比率を占める見通しとなった。
こうした格上げ期待を背景に、VN30指数構成銘柄では25銘柄が上昇した。個別では、フランスのBNPパリバや韓国のKB国民銀行との戦略出資交渉が報じられたテクコムバンク[TCB]が+6.87%、国有資本再編方針による恩恵への期待からベカメックスグループ[BCM]が+6.98%とそれぞれストップ高まで買われた。
ハノイ市場の動向と海外投資家の取引
HNXでは、不動産のCEOグループ[CEO]が+2.26%、石油インフラ関連のペトロベトナム・テクニカル・サービス[PVS]が+3.95%上昇した。
海外投資家は全市場ベースで約140億VND(約8500万円)の小幅な買い越しとなり、4日連続の買い越しとなった。HSXではFPT情報通信[FPT]に2030億VND(約12億3000万円)超、テクコムバンク[TCB]に1360億VND(約8億2000万円)の買いが入った一方、ヴィエティンバンク[CTG]が780億VND(約4億7000万円)の売り越しとなった。
今後の見通しと前日の市場動向
市場関係者は、VNインデックスが1800ポイントの大台を明確に上抜けたことで、今後は1820~1840ポイントに向けた上値模索を想定している。
なお、前日の25日は一時1800ポイントを突破したものの、利益確定売りに押され前日比+2.63ポイント(+0.15%)高の1791.41ポイントと小幅な続伸にとどまっていた。しかし、本日の大幅続伸により大台定着への期待が高まっており、中長期的な格上げ期待が市場の下値を支える材料となっている。


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