■ホーチミン市場の市況
26日の株式市場は大幅続伸した。VN指数は16.99ポイント(3.53%)上昇し、497.90で取引を終えた。売買高は5割以上も増加した。
全210銘柄中196銘柄が上昇、3銘柄が下落、10銘柄が変わらずだった。
昨晩のNY株式市場が小幅ながら反発したことから、VN指数は第1節寄付きから高く始まった。第2節に入っても暫く買いの勢いは衰えず上昇となるも過熱感から利益確定売りを誘い値を消し始める。しかし先週まで売り込まれていたことによる割安感から再び買いが入り始め、500突破とはならなかったものの本日の高値で終了した。
時価総額上位銘柄にはストップ高が目立った。不動産セクターでは、ホーチミン市インフラ投資(CII)、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)、キンバックシティーグループ(KBC)、ソンダ工業団地・都市投資(SJS)がストップ高。建設セクターでは直近上場したコテック建設(CTD)がストップ高。金融セクターでは、サコムバンク(STB)、サイゴン証券(SSI)がストップ高。エクシムバンク(EIB)は4%超上昇し、バオベト保険(BVH)、ヴィエティンバンク(CTG)、ベトコムバンク(VCB)は小幅高にとどまった。その他サコム通信ケーブル(SAM)、ビナミルク(VNM)もストップ高。ペトロベトナム科学肥料(DPM)、ペトロベトナムドリリング(PVD)は2%超上昇した。
その他中小型銘柄では、旧正月前の需要増が期待される製糖会社のビエンホア製糖(BHS)、ラムソン製糖(LSS)と、お菓子のビエンホア製菓(BBC)は共にストップ高。水産セクターは、ベンチェ水産(ABT)、ナムベト水産(ANV)、ミンフー水産(MPC)はストップ高。ゴムセクターは、ドンフーゴム(DPR)、ホアビンゴム(HRC)もストップ高だった。
商いが活発だったのは、STB、EIB、SSI、SAM、CII、HAGだった。
なお、本日上場したゴハン(NHW)はストップ高だった。
■ハノイ市場の市況
ハノイ市場は5日ぶりに大幅反発し、8.14ポイント(5.17%)高い、165.46で取引を終えた。売買高は約4割増加した。
全264銘柄中236銘柄が上昇、13銘柄が下落、15銘柄が変わらずだった。
ハノイ市場は前日終値近辺で寄付いた後は、下値の固さを確認した買いが入り始め上昇する。その後一旦商いが低調となるも底固く推移したことから再度上昇し始め本日の高値で終了した。
時価総額上位銘柄は キムロン証券(KLS)、バオベト証券(BVH)、サイゴンハノイ商銀(SHB)、ペトロベトナム保険(PVI)、ペトロベトナム建設(PVX)、ビナコネックス(VCG)、ビナシン投資石油運輸(VSP)はストップ高だった。アジアコマーシャル銀行(ACB)、ペトロベトナム技術サービス(PVS)も大幅に上昇した。
中小型株では、ウォールストリート証券(WSS)、ヴィエティンバンク証券(CTS)、サイゴンハノイ証券(SHS)、ビンコム証券(VIX)の証券各社は大幅上昇した。
商いが活発だったのは、PVX、KLS、VCG、ACB、BVS、SHBだった。