
6月30日のベトナム株式市場は、海外投資家が売り越す中、不動産株や証券株が買われ、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスが反発した。一方、ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスは反落した。
インデックスおよび売買代金の動向
ホーチミン市場のVNインデックスは、前日比+5.04ポイント(+0.27%)上昇の1860.01ポイントで引けた。HSXの売買代金は同+11.4%増の19兆3833億VND(約1196億円)に増加した。ハノイ市場のHNXインデックスは同▲4.83ポイント(▲1.52%)下落の313.16ポイントとなった。HNXの売買代金は同▲27.9%減の7042億VND(約43億円)だった。
セクター別および大型株の動向
不動産セクターが相場を牽引し、ビングループ[VIC]が+1.29%、ビンホームズ[VHM]が+1.0%、ビンコムリテール[VRE]が+1.06%と上昇した。証券セクターも堅調で、SSI証券[SSI]やVIX証券[VIX]などが買われた。銀行株はベトコムバンク[VCB]が+0.32%、軍隊銀行[MBB]が+0.40%と上昇した一方で、VPバンク[VPB]が▲0.18%下落するなどまちまちの動きを見せた。消費財や原材料セクターなどは軟調で、ビナミルク[VNM]が▲2.32%、ホアファットグループ[HPG]が▲1.48%下落した。
株価変動の背景と今後の見通し
海外投資家は市場全体で約1兆1930億VND(約73億円)の売り越しとなった。海外投資家は年初から巨額の売り越しを続けており、米国の金利や地政学リスクなどを背景に慎重な姿勢を崩していない。一方で、FTSEによる新興国市場への格上げ期待や政府の経済成長目標は長期的にはポジティブな要素と見られている。証券各社は、短期的に1850ポイント付近でのサポートが底堅く、1900ポイントに向けた回復が期待されるとしつつ、業績見通しの良好な銘柄への選別投資やポートフォリオの管理を推奨している。
直近の市場では、大型株の動向に指数が大きく左右される展開が続いており、流動性が限られる中で個別株への物色が中心となっている。引き続き不動産や金融といった時価総額の大きいセクターへの資金流入が相場の鍵を握るとみられる。


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