キンド食品株式会社[銘柄コード:KDC]とノースキンド食品株式会社[銘柄コード:NKD]は、それぞれの株主の同意を取り付けてから合併する方針を固めた。KDCのトラン・レー・グエン社長が4月8日の年次株主総会で発表した。それによると、遅くとも今年第2四半期末までに合併は完了する予定。外資系監査法人のアーンスト・アンド・ヤング社も株主総会で合併に関するプレゼンテーションを行い、グエン社長は「アーンスト・アンド・ヤング社を合併のアドバイザーとして雇用する確率が高い。」としている。ただ、同社には、合併の前に株式分割を行って、既存株主に対し保有10株につき新株1株を割り当てる意向がある。
KDCは現在、NKD株の半分を保有している。KDCは国内市場と海外市場の両方に展開しているが、NKDは国内向けの売上が大半を占める。また、「キンド」ブランドの商標利用料として、KDCはNKDから1%のライセンス料を得ている。一方、KND会長は、40フィートコンテナ10個分に相当するポテトチップス商品を、日本に初めて輸出する契約を獲得したと発表した。
KDCは2006年度の事業計画として、売上高を前年度比30%増の1兆ドン(約74億円)、純利益を同30%の1,300億ドン(約9億6,300万円)に設定した。NKDの方は、売上高を前年度比18%増の4,200億ドン(約31億1,000万円)、純利益を同20%増の410億ドン(約3億円)に設定した。NKDは将来的に、キンド・サイゴン社、キンド・ビンズーン社、キドズ社、ハノイ国際貿易社など、グループ企業の全てを合併する構想を打ち出している。ちなみに、同社の系列企業は合計7社存在するが、7社合計の定款記載資本の総額は7,180億ドン、売上高は1兆4,200億ドン、純利益は1,500億ドンに達する。
一方、KNDはチベコ飲料株式会社(チベコ、TRIBECO)[銘柄コード:TRI]の株式を買いあさっており、KNDの自社保有分とKDCの取締役(個人として保有)の保有分を合算すると、TRI株式総数の過半数(51%)を握った模様である。TRIは今年、ベトナム南部に4,000平米の飲料工場と、ベトナム北部に2,000平米の飲料工場を立ち上げる予定。
なお、KNDとNKDはそれぞれ300億ドン(約2億2,000万円)の予算を組んで、今後も株式市場への投資を継続する方針。


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