ホーチミン証券取引所は24日、ビンソン-ソンヒン水力発電株式会社[銘柄コード:VSH]に対し、同社の第3四半期の業績及び1~9月の業績について、文書で説明を求めた。同社の税引後利益は第3四半期が54億ドン(約3,900万円)、1~9月が2,055億ドン(約14億7,000万円)だった。これに対し同社は25日、文書で回答した。主な内容は次の通り:
水力発電分野における生産・経営活動は地域の気象条件に左右される。中部においては7月から9月にかけてが乾季であるため、毎年第3四半期には利益が出せない状況である(2005年第3四半期は178億ドン<約1億3,000万円>の赤字)。
水力発電分野の経営状況は年単位で、また長期間にわたる統計データに基づいて判断されるべきものであり、四半期ごとの経営状況分析はこの分野にふさわしくないものである。
2006年3月27日の弊社株主総会で決議された2006年の目標数値は、発電量7億5,000万キロワット時、税引後利益2,350億ドン(約16億8,000万円)である。一方、1~9月の発電量は6億930万キロワット時(目標値の82.1%)に達している。第4四半期には1億4,100万キロワット時以上を発電できる見込みであり、売上高・税引後利益とも通年目標値を上回る可能性がある。