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ベト株ニュース - ホーチミン証取

  
  

嵐をもろともしない水産銘柄 完全無料ニュース

[2007/09/08 16:01 JST更新]

 下げ相場からの影響を避けるために多くの企業が上場を延期する一方、数社は上場計画を厳守している。これは冒険的な決定だろうか?若しくは彼らが自信を持つ根拠があるのか?

上場を準備する“新兵”

 8月にホーチミン証券取引所へ上場した“新兵”は数社あり、これらの企業の株価は概ね下落した。投資家は株価が下落しても上場することによって流動性が高くなると自分を慰めている。上場を準備している銘柄への投資から以前のように利益を儲けることを期待している人は少ないだろう。一部の企業は新規上場銘柄の取引状況を見て、自社の上場日を延期することを決定した。しかし、9月中にもホーチミン証取も新規上場銘柄と鞍替え銘柄を含む“新兵”を歓迎することになる。これらの企業を見れば、やはり上場に自信を持てる強みがある会社ではあるが、それだけでは望み通りの結果を得ることはできないだろう。
 今後上場する“新兵”の大部分は水産業の企業である。水産業は、アンザン水産(AGF)、第4水産(TS4)、第1水産(SJ1)、ベンチェ水産(ABT)等の銘柄がずっと以前から証券取引所に上場している。かなり大きな輸出金額(2006年度は33億6,000万ドル、2007年度第1四半期は7億1,600万ドル)を獲得している産業であるが、証券市場に上場している企業の数は非常に少ない。この産業はアメリカ市場でナマズについて告訴され、日本市場では抗生物質が多すぎるため警告されたなどの事件が発生したため、投資家にとってはある程度のリスクがある銘柄だと言える。ところが、この産業の業績は過去も現在もかなり良い。例えば、クーロンフィッシュ(ACL)の株主資本利益率(ROE)は50%に達し、全ての利益は資産運用ではなく、水産物生産経営活動から生み出されている。同社の2007年度上半期の売上高は2,460億ドン(約17億5,700万円)であり、税引後利益が280億ドンに達し、900億ドンの定款資本と比べ非常に良い利益と言える。一方、先駆者であるアンザン水産(AGF)の同期の売上高は5,650億ドン(約40億円)、税引後利益が299億ドンのみであった。AGFの現在株価は9万7,000ドン、ACLの予想取引株価は7万4,000ドンであるため、これは投資家にとって投資するチャンスではないか。

投資家にとっての新チャンス?

 投資家を安心させる一つの要素はACLの上場株式総数(900万株)のうち、420万株が譲渡を制限されているということだ。そのため、株価が上昇する時にも供給源が大きく増加することは避けられるだろう。ACLの大口株主(資本の5%以上保有している株主)の中には、バンベトファンド、アジアバンテージ等の資産運用業界の有名どころの機関投資家もいる。また、ACLは資本金を大きく増資せず、今後の2年間で資本金1,100億ドンのみを増資する計画であり、投資家は各企業が新株を続々と発行し資本を調達するため、現在のように 株式数が増加するにもかかわらず投資総額が希薄化するという矛盾を避けることができる。
 投資家にとって新しくはない、もう一つの銘柄が、ミンフー水産(MPC)である。この企業はハノイ証取からホーチミン証取への鞍替えを行うことになるので、投資家は同社の財務指数を良く把握している。ホーチミン証取へ上場している水産銘柄と比べ、MPCが投資家の注目されていることは資本金である。現在同社の資本金は7,000億ドンであり、また来年には8,500億ドン(約60億円)へ増資する計画がある。
 一部の企業が嵐をもろともせず計画通りに上場することは、自信を持っていることに加え、証券市場の発展や投資家の知的な選択に信頼を置いていることをも表しているといえよう。


  
  
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