格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は23日、訪米中のトー・ラム書記長 兼 国家主席の立ち合いの下、米国の航空宇宙機器大手ハネウェル(Honeywell)との間で、航空機向け電子機器と航空技術サービスの提供に関する合意書を交わした。
ハネウェルは、VJCが保有する新世代ワイドボディ機のエアバスA330neo型機や新世代ナローボディ機向けに、航空電子機器(アビオニクス)や補助動力装置(APU)を供給する。さらに、燃料の節約と炭素排出量の削減を支援するソリューション「ハネウェル・フライト・エフィシェンシー(Honeywell Flight Efficiency)」も提供する。
VJCのディン・ベト・フオン社長は、ハネウェルとの提携は高品質かつ安全で環境に優しい航空便の運航や、ESG(環境・社会・ガバナンス)目標に沿った持続可能な発展の後押しにも寄与すると期待を寄せた。
ハネウェルは、航空宇宙分野における世界有数のテクノロジー企業であり、航空機エンジンや航空電子機器、無線接続システムなどを製造するほか、航空機運航の効率化に向けたソリューションも提供している。