不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)の子会社で、国内トップの観光・リゾート・娯楽ブランドであるビンパール[VPL](Vinpearl)が、英ブランドコンサルティング会社のブランド・ファイナンス社(Brand Finance)により2026年の世界最強のホテルブランドに選出された。
ベトナムのブランドが世界最強のホテルブランドに選出されるのは初めてで、ベトナム観光業の国際的地位向上に貢献する。
VPLのブランド力強化の要因
同社はブランド力指数(BSI)で95.4ポイントを達成し、最高評価の「AAA+」を獲得した。世界的な有名チェーンを抑えての躍進の背景には、財務や市場開発での急速な拡大がある。財務面ではVPL株がVN30インデックスに採用されたほか、シンガポールの投資会社であるセータウン・ホールディングス(SeaTown Holdings)などから2億5500万USD(約405億円)を調達した。
さらにデジタル旅行プラットフォームのアゴダ(Agoda)や米ホテル大手のマリオット・インターナショナル(Marriott International)などとの戦略的提携を進め、富裕層をターゲットとした6つ星級の超高級ホテルブランド「レジェンドラックス(Legendlux)」の立ち上げなどエコシステムを強化している。南中部地方カインホア省旧ニャチャン市のテーマパーク「ビンワンダーズ・ニャチャン(VinWonders Nha Trang)」が家族向け目的地トップ100に選ばれたことも実績として評価されている。
同レポートによると、世界の上位50ブランドの合計ブランド価値は前年比+21%増の698億USD(約11兆円)となり、業界全体の力強い回復を示した。ブランド価値では米ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ(Hilton Hotels & Resorts)が192億USD(約3兆円)で11年連続で首位を維持している。
なお、VPLのブランド価値は前年比+86%増の3億8100万USD(約610億円)に急増して43位となり、上位50ブランドに初めて入った。
最も強力なホテルブランドのトップ10は以下の通り。
1位:ビンパール(Vinpearl、ベトナム)
2位:タージ(Taj、インド)
3位:スカンディック・ホテルズ(Scandic Hotels、スウェーデン)
4位:ホテル新羅(Hotel Shilla、韓国)
5位:センタラ・ホテルズ&リゾーツ(Centara Hotels & Resorts、タイ)
6位:ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ(Hilton Hotels & Resorts、米国)
7位:プレミアイン(Premier Inn、英国)
8位:マリオット(Marriott、米国)
9位:ジー・ホテル(JI Hotel、中国)
10位:メリア(Meliá、スペイン)
最も価値のあるホテルブランドのトップ10は以下の通り。
1位:ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ(Hilton Hotels & Resorts、米国)
2位:ハイアット(Hyatt、米国)
3位:マリオット(Marriott、米国)
4位:ホリデイ・イン(Holiday Inn、米国)
5位:ハンプトン・イン(Hampton Inn、米国)
6位:シャングリ・ラ(Shangri-La、香港)
7位:シェラトン(Sheraton、米国)
8位:スカンディック・ホテルズ(Scandic Hotels、スウェーデン)
9位:コートヤード(Courtyard、米国)
10位:プレミアイン(Premier Inn、英国)


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