
23日のベトナム株式市場は、ホーチミン証券取引所(HSX)とハノイ証券取引所(HNX)の主要2指数がともに反落した。前場は寄り付き後に一時買いが先行したものの、後場に入りビングループ関連株を中心に大型株への売り圧力が強まり、VNインデックスは1800ポイントの節目手前まで下落した。海外投資家は全市場で1兆VNDを超える大幅売り越しとなった。
VN指数は15ポイント安、1800ポイント台で下げ渋る
HSXのVNインデックスは前日比▲15.28ポイント(▲0.84%)安の1801.65ポイントと反落した。前場に一時5.7ポイント高まで上昇する場面もあったが、後場に下げ幅を拡大し1800ポイントの大台付近で引けた。HSXの売買代金は17兆7460億VND(約1070億円)となり、うち市場取引は12兆6170億VND(約760億円)だった。
一方、HNXインデックスは前日比▲0.48ポイント(▲0.17%)安の276.45ポイントと反落した。HNXの売買代金は6130億VND(約37億円)だった。
VIC急落が重荷、銀行株や一部銘柄が下支え
HSXでは、ビングループ関連株の急落が相場の重荷となった。ビングループ[VIC]が▲3.20%安と急落し1銘柄で指数を約12.5ポイント押し下げたほか、ビンホームズ[VHM]が▲1.73%安、ビンパール[VPL]が▲3.18%安と売られた。また、ベトコムバンク[VCB]が▲0.68%安となった。
一方、銀行株は買いが優勢で、マリタイムバンク[MSB]が+4.81%高、TPバンク[TPB]が+3.51%高、テクコムバンク[TCB]が+2.63%高となった。小売株のFPTリテール[FRT]も+6.95%高のストップ高を記録した。
海外勢は1兆VND超売り越し、1800ポイント攻防へ
海外投資家は全市場で1兆1230億VND(約68億円)を売り越し、売り圧力が強まった。HSXでは約1兆0530億VND(約63億円)の売り越しとなり、VPバンク[VPB]を約2890億VND(約17億4000万円)、アジアコマーシャル銀行[ACB]を約1417億VND(約8億5000万円)売却した一方、ビングループ[VIC]を約967億VND(約5億8000万円)買い越した。HNXでも約80億VND(約4800万円)を売り越した。短期的には1800ポイントの節目付近での攻防が予想される。
前日の22日には、押し目買いや大型株の買戻しからVNインデックスが前日比+17.26ポイント(+0.96%)高の1816.93ポイントと反発していた。9月21日のFTSE新興市場格上げに伴う海外パッシブ資金の流入期待が下値を支える一方、10~12月に控える約81.6兆VND(約4900億円)規模の社債償還や金利・為替動向への警戒感が上値を抑える要因として意識されている。


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