
26日のベトナム株式市場は、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスが反発した。序盤は売りが先行し、流動性が低下するなかで様子見ムードが広がる場面も見られたが、終盤にかけて不動産や銀行などの大型株が相場を牽引し、指数をプラス圏に押し上げた。一方、ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスは反落して取引を終えた。
インデックスおよび売買代金の動向
ホーチミン市場のVNインデックスは、前日比+8.84ポイント(+0.47%)上昇の1871.91ポイントで取引を終えた。HSXの売買代金は16兆1096億VND(約990億円)と、前日比で小幅に減少した。ハノイ市場のHNXインデックスは同▲1.61ポイント(▲0.50%)下落の317.83ポイントとなった。HNXの売買代金は同+22.7%増の7552億VND(約46億円)だった。
セクター別および大型株の動向
HSXでは、ビンホームズ[VHM]が+3.51%、ビングループ[VIC]が+1.33%上昇し、相場の上昇をけん引した。銀行株ではシーバンク[SSB]が一時ストップ高を付け、終値でも+5.92%と急伸した。一方で、LPバンク[LPB]は▲5.36%、ベトナムゴム工業グループ[GVR]は▲3.02%下落した。
中小型株では、ロンアン食品加工商事[LAF]が+6.96%、アンファ石油グループ[ASP]が+6.79%と大きく上昇したほか、フータイ[PTB]やサイゴングランドサービス[SGN]も堅調に推移した。
HNXでは、ナムメコングループ[VC3]やMST投資[MST]などが上昇した半面、MB証券[MBS]やペトロベトナム・テクニカル・サービス[PVS]はマイナス圏で引けた。
株価変動の背景と今後の見通し
海外投資家は市場全体で約3300億VND(約20億円)の買い越しに転じた。VHMを約3800億VND(約23億円)買い越すなど、不動産株へ資金が流入した。足元で売買代金が低迷している背景には、銀行業界の流動性逼迫による影響が指摘されているが、インフレ鈍化に伴う金融緩和の余地拡大も期待されている。
ここ数日、VNインデックスはVIC関連株や銀行株の動向に左右されながら1900ポイントの節目を試す展開が続いてきた。直近では利益確定売りによる下落も見られたが、1850ポイント付近でのサポートが確認されており、大型株主導の上昇が市場全体に広がるかが今後の注目点となる。


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