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ベト株ニュース - IPO関連

  
  

破産危機に直面も株式競売 完全無料ニュース

[2007/04/27 11:30 JST更新]

 5月7日に、カントー建設資材製造社(サディコ)の122万7,950株のIPO(新規株式公開)がホーチミン証券取引所で行われる予定である。しかし不思議なことにサディコには破産するリスクがあるというのだ。
 株式会社化後、サディコの資本は500億ドン(約3億7,000万円)となり、その内政府保有を代表する在庫資産・負債売買会社の保有率が51%、幹部社員が4.44%、戦略的なパートナーが20%となっており、残りの24.56%(122万7,950株)が入札形式によって売出されることになる(最低公募価格:1万ドン/株)。今回のIPOには海外投資家落札制限はない。
 サディコはカントーセメント株式会社、ハティン2セメント株式会社、カントーPP包装株式会社、フアンブーカントーコンクリート株式会社の4つの子会社を持っている。カントーセメント社は全ての機械設備を更新し中国の近代的なセメント生産ラインを4つを導入し(生産能力:20万トン/年)稼動中である。
 20万トン/年の生産力を持つハティン2セメント社も1988年から稼動しており、最近25万トン/年の中国製破砕設備ラインを導入、生産力が45万トン/年に増加した。
 カントーPP包装会社は、PP1工場(生産力1,200万袋/年)とPP2工場からなる。PP1工場は2000年に株式会社化を行い独立採算性を取っていたが、赤字が継続したため2006年に破産となった。逆に、PP2工場は現在の設計能率が6,000袋/年に達し、PP包装生産業界の中で品質・生産規模とも高く評価されている。
 フアンブーカントーコンクリート社は3,500m2/年の生産力を持っている。

 現在、サディコはPP包装、PK包装とKPK包装等のセメント包装の生産に集中している。サディコのセメント包装は生産能力の70%まで稼動、現地セメント会社とサオマイセメントン(合併会社)などへ供給されている。ただ工場の資本は100%銀行借入金によるため、借入資本の高い金利が原価に反映され、赤字の原因となっている。一方安定的に成長しているセメント株式会社(元子会社)へ約470億ドン(約3億5,000万円)の投資が功を奏し、2005年の配当が約52億ドン(約3,800万円)、 2006年は60億ドン以上となった。
 ところが2006年6月30日時点での収支で、マイナス510億ドン(約3億8,000万円)の赤字が発生し、累計赤字は1,180億ドン(約8億8,000万円)にまで膨れ上がった。つまり、サディコは生産活動を通じて成長する可能も持ちつつ、借入金が多く金利返済しか行えないため、緊急に財務の建て直しが行わなければ、倒産する危機にあるという。


  
  
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