
連休明け2日目となる5日の株式市場は、ホーチミン証券取引所(HSX)のVNインデックスが反発した。大型株やエネルギー関連株への買いが相場を牽引し、指数は前日比+20.79ポイント(+1.12%)上昇の1874.85で引けた。一方、ハノイ証券取引所(HNX)のHNXインデックスは午後にかけて下げ幅を広げ、▲2.62ポイント(▲1.05%)下落の247.42と明暗が分かれた。
売買代金の動向
HSXの売買代金は22兆3550億VND(約1330億円)へと前日から小幅に増加したが、直近の平均水準と比べると目立った伸びは見られない。HNXの売買代金は1兆2614億VND(約75億円)となった。
市場全体として指数の上昇に流動性が追いついていない背景には、銀行の預金金利が高止まりしている状況があり、一部の資金が株式市場ではなく安全な貯蓄に流れていることが指摘されている。
セクターおよび大型株の動向
セクター別に見ると、特定の大型株が相場の押し上げ役となった。
特にビングループ[VIC]が+3.54%、ビンホームズ[VHM]が+6.48%、ビンコムリテール[VRE]が+4.45%とビングループ関連の3銘柄が目覚ましい上昇を見せ、これらだけで指数を大きく牽引した。
また、石油ガス関連でもアンファ石油グループ[ASP]が+6.90%のストップ高となったほか、ペトロベトナム運輸[PVT]が+6.74%、ペトロベトナム・ケミカル・サービス[PVC]が+3.95%、ペトロベトナム・テクニカル・サービス[PVS]が+2.80%と堅調だった。
一方で、不動産セクターの中でもノバランド不動産投資グループ[NVL]は売り圧力がやまず、▲6.81%の下落で2営業日連続のストップ安に沈んだ。
金融セクターでは、VPバンク[VPB]が+3.90%と買われたものの、アジアコマーシャル銀行[ACB]が▲2.16%、サイゴンハノイ銀行[SHB]が▲2.44%と軟調に推移し、業種内での二極化が目立った。
相場変動の背景と今後の見通し
今回の急反発は、短期的な調整局面を経て一部の主力株に資金が集中したことが主な要因だ。
市場専門家は、5月の株式市場について利益確定売りが広がる心理的な逆風はあるものの、2026年9月に予定されている新興国市場への格上げ期待や、銀行および不動産セクターを中心とした1~3月期の企業業績の成長が下支えになると指摘している。短期的には利益確定売りによる揺さぶりが予想されるものの、中期的には上昇トレンドが優勢であるとの見方が強い。


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