ベトナム金融投資家協会(VAF1)は、国有銀行による株式会社化のペースが遅すぎるとの見解を示した。しかも、一般国営企業の株式会社化よりも後れを取っており、現在のペースが続けば、政府保有株比率を目標の51%に持って行くまで10年を要する、としている。
ベトナム中央銀行株式局によると、国有銀行の組織再編プロセスには多くの問題がつきまとう。海外保有資産の価値評価を依頼する適当な企業が見当たらない模様だ。また、ベトナム外商銀行のヴー・ヴィエット社長の言葉を借りれば、「当行の資産評価は、手続上の問題や、株式会社化の方向性に関する方針が固まらないなど、問題が山積みだ。」。
ところが、銀行の資産評価を申し出ている外資系のコンサルティング会社は多い、とVAF1は指摘している。ただ、現行の経営管理契約の満了を待たなければならないという問題も確かに存在する。国有銀行の株式会社化を遅らせることで、銀行の抱える問題が消え去るわけではなく、同じように株式会社化を進めている民間銀行に水をあけられることになる、とVAF1はいう。「過去数年、民間株式銀行の資本金は急増しているのに対し、国有銀行のそれはあまり増加していない。今後数年以内に、民間株式銀行の資本金は国有銀行の資本金と肩を並べる可能性さえある。…国有銀行の株式会社化を遅らせてはならない。政府は国有銀行の経営陣を刷新すべきだ。」とVAF1のグエン・ホアン・ハイ協会長は語っている。


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