香港上海銀行(HSBC銀行)はレポートの中で、「ベトナムの今年10月のWTO加盟と11月のAPEC主催によってベトナムに脚光が集まり、それを契機に海外ファンドが対越株式への投資に踏み切ると予想される。」と述べている。「ベトナム株式:離陸の時期か」と題するこのレポートによると、ベトナムの株式市場は自由化が進展し時価総額も大きくなっているため、今が投資の好機である。「ベトナム関連ニュースを聞きつけた海外の機関投資家は買い出動に走ると思われる。ちなみに、これまでは市場規模の小ささと流動性の低さから投資を控えていた。」
HSBC銀行の観点からは、ベトナム市場は投資対象として厄介な市場であるわけではない。外国人投資家は自由に売買を行えることに加え、外国為替管理がなく、キャピタルゲインやインカムゲイン課税もない。また、証券口座の開設はそれほど時間を要せず、手続も意外に簡単だ。「韓国、台湾、中国など他のアジア諸国は、株式市場の黎明期に外国人投資家に対し様々な規制を課していた。ベトナムはそれに比べると自由な環境を実現している。ベトナム市場は規模が小さいから機関投資家は意味のあるエクスポージャーを持てないが、少なくとも市場のしくみに慣れ親しんでおきたいと考えるはずだ。その初動として、証券口座を開設して多少の株式を保有することになるのではないか。」と説明している。


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