国際通貨基金(IMF)の加藤隆俊副専務理事は、ベトナムの株式市場があまり性急に成長することになれば、経済基盤へのリスクが高まることになると指摘した。法体系を整え、同時に確固たる市場の発展のためには透明化に対する意識をしっかりと持たなければならない、と語った。
24日のマスメディアとの対話で、加藤副専務理事は、ベトナムの株式市場はまだ経験の浅い市場であり、管理をしっかりと行っていくことが重要になるとした。また投資家に対しては、性急な市場の成長はまたすぐに下落に繋がる、ということは当たり前のように起こることで、慎重に対処することが肝腎だとした。
2年前にベトナムを訪れて以来の訪問で、ベトナムの経済規模が450億ドルから600億ドル(2006年)へ増加しているとの認識を示し、年間成長率がGDP比7-8%を維持する基盤はあるが、同時にインフレに対する検証も必要となるとした。一方で国営企業は競争力をつけるためには、より一層の効率的な経営管理が求められると指摘した。
また、東南アジアの他の諸国よりは随分ゆっくりとではあるが、ベトナムが世界経済へのかかわりを深く持ち始めたことで、経済基盤の構造に変化が現れ始めており、為替に関しても柔軟な姿勢が求められるとした。


印刷用ページ


