ホーチミン証券取引所が連続取引(ザラ場方式)を含む新取引方法を導入して、海外投資家は売りを増やし買いを減らした。一つの理由は、もし海外投資家の買注文(全部又は一部)が取引成立されなかった場合、技術的な理由で自動的に取り消されてしまうためだ。専門家の分析によると、海外投資家はT1節(定期取引による始値確定)からT2節(連続取引による取引)に、又はT2節からT3節(定期取引による終値確定)に変わる時に続けて購入したければ、買注文を再度提出するしかないという。よって、海外投資家は連続取引が順調に行われ、買注文の制限がないハノイ証券取引所で買いを増加させた。
サイゴン証券[銘柄コード:SSI]の日本人投資家向けブローカーチームのリーダーであるグエン・ フイン・バック・コア氏は、「原則的に新取引方法を導入する際の最も好ましい点は、海外投資家が国際市場の取引方法で取引するということだ。具体的に言うと、定期取引で株を買いたければ彼らは市場価格より高い価格で買注文を出さなければならないのだが、連続取引では市場価格より低い価格で買注文を出しても買える場合があるということである。つまり、海外投資家の買注文はシステム上で保留され、同じ価格の売注文が出れば取引成立となる。しかし、実際には海外投資家の買注文は保留されないので、その株をすぐに買いたければ海外投資家は市場価格を少し上回る価格で買注文を出さざるを得ない。つまり、海外投資家は不利な立場となり、また取引に市場性がないといえる。」とコメントしている。
SSIとバオベト証券[銘柄コード:BVS]で口座を開設している海外投資家の人数は、全体の70~80%占めている。BVSでは、海外投資家は定期取引の節(T1とT3)のみで指値注文(リミットオーダー(LO:Limit Order))を出したので、彼らの売買高は減少した。この2社では、ブローカーは海外投資家の買注文を再入力することに苦労し、休憩時間でも休めないほどであった。 BVSの国際関係部のグエン・チュン・ズン氏は、「我々は海外の顧客になぜ彼らの買注文が保留されないのかを説明できず、困っている。技術面での不便があるためだと言っても彼らを説得できなかった。これは海外投資家の心理に影響を及ぼすだろう。」と語った。一方、コア氏は「現在は、海外投資家の買注文が取り消され、逆に売注文が保留されるという規定のため、ベトナム証券市場が海外の資本を惹き付けていると言っても、実際は買いづらく売りやすいという状態に陥っている。」と指摘した。


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