ベトナムの中央銀行であるベトナム国立銀行(SBV)は、今月、ベトナムドンの流動性を抑制するため、公開市場操作によって、有価証券の売却を拡大するとの声明を発表した。
商業銀行における貸付に利用できる資金量は、依然豊富にあり、SBVは、インフレーションの進行抑制のため、さらにドンを吸い上げてゆくことになろう、と中央銀行は、そのウェブサイトで述べている。
特にSBVは、現在週1回の公開市場操作を、毎週火曜日、水曜日および金曜日にも行うべく準備している。
また、今月は、より長期の新しい証券を売却するとしている。現在の短期証券は、通常、中央銀行がその証券を買い戻し、再び市中にベトナムドンを供給しなければないという不便宜さを負っている。したがって、より長期の証券は、一部、そうした問題を解決するのに役立つであろう。
金利は、注意深く考慮されており、現時点では、より妥当な水準である、と中央銀行の金融政策部門当局者は、Daily に語った。
これらの動きは、海外からの直接投資、有価証券投資、政府開発援助、海外からの送金といった資金流入の強さが、中央銀行にドル買いのためドンを支払うことを促進させ、それにより市中の流動性が増大している時に出てきた。
もし、そうした市場介入が、大量の債務証券のために中央銀行が利息を支払わねばならず、大変なコスト高となったり、あるいは何らか他の選択肢があるとしたら、とのDailyの問いに対し、中央銀行当局者は、次のように答えた。
「我々は、市場介入が高くつくかどうか、何とも言えない。現在、最も喫緊の目標は、インフレーションを押さえ込むことである。実際、我々はまた、銀行の預金準備率をさらに引き上げることもできる。しかし、今は新しい公開市場操作が、どのような効果をもたらすかを待つべきである。もし、効果が期待できないなら、さらなる預金準備率の引き上げに向かわざるを得なくなるだろう。」
今年の5月、銀行制度の規制当局は、商業銀行における預金準備率を2倍に引き上げ、ベトナムドンおよび12ヶ月未満の外貨預金については10%、同じく12ヶ月から24ヶ月の外貨預金については、4%とした。今年、1月~7月の間のインフレ率は、前年同期の4.4%から6.19%へと上昇した。


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