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ベト株ニュース - 市場概況

  
  

「ベトナム市場は魅力的である」 完全無料ニュース

[2007/09/20 17:28 JST更新]

 これは経済・金融専門家のベトナム証券市場についてのベトナム経済についての評価である。ビナキャピタルのファンド運用最高責任者であるAndy Ho氏は、ベトナム証券市場はスタート段階に立ったばかりで規模が小さいため、広い幅で変動することは避けがたいとしている。しかし、市場の潜在性が非常に大きく、完全に活用されていない。投資家は長期的なビジョンを持って将来的に発展する企業の株を選択した方が良い。

 またAndy Ho氏は、海外投資家はベトナム経済の成長に伴って発展する潜在性がある産業(保険、銀行、証券、日用消費品製造等)に関心を持った方が良いという。ビナキャピタルによると、2006年にベトナム上場市場の平均PERは35であり、平均利益成長率が40%~50%に達したが、2007年に平均PERは20~25に下がり、平均利益成長率が25%~30%と見ている。全般的なこととして、ビナキャピタルでは、ベトナム証券市場は資本投入するための潜在性が高いと評価している。現在海外ファンドは、株を合理的な価格で購入し、大手会社のIPO(新規株式公開)に参加するチャンスを待つため、約30億ドルを用意している。そのうち、最も注目を集めているのはベトナム外商銀行(ベトコムバンク)やベトナム投資開発銀行(BIDV)等のIPOである。

 ベトナム証券市場が魅力的である一つの要素は、GDP成長率にある。2007年度上半期の実質GDP成長率は8.1%に達した。それに加え、年初から現在まで投入が約束された海外直接投資(FDI)総額は67億ドルに達し、前年同期比の28億ドルを大きく上回った。先日、香港上海銀行(HSBC)も現在のベトナム証券市場は実質価値を反映しているため、購入するための合理的な時点だという評価を出した。しかし、証券専門家からは、個人投資家はリスクを軽減するためにも、公開投資ファンドを通して投資するほうが良いという意見も上がっている。証券投資の経験、知識等が個人投資家より豊富にあるためだ。

 一方、証券市場の他、インフラと不動産という分野が、将来的に急速発展する潜在性があると評価されているベトナムの2つの主要な分野である。ビナキャピタルの社長であるDon Lam氏によると、現在ベトナムのインフラはまだ乏しく、完全に活用されていないため、投資による大きな資本が必要であるという。同氏は「ベトナムは2020年までに、インフラへ投資するため約1,400億ドルを必要としている。またベトナムは発展段階の国であり、インフラの他にも潜在的な分野が数多くある。不動産については、土地へ投資する会社と、資産(ビル、コンドミニアム等)へ投資・建設する会社という2種類がある。」と語った。

 EurOrient金融グループの会長であるRon Nechemia氏が先日ベトナムを訪問した際には、「EurOrientは毎年3~4つの事業案を通してベトナムへ約10億ドルを投資することを希望している。そのうち、最も優先されるのは金融・銀行、インフラ建設、電力、ガスなどの分野である」と語った。
 
 金融分野に対して、同氏はベトナムの金融市場はスタート段階に立ったばかりで発展する潜在性が高いが、ただ注意すべき点として銀行のIT技術の遅れを指摘した。電力産業に対しては、EurOrientはベトナムが電力不足なので特に発電分野に関心を持っていることを理解し、現在、ハノイにある発電所へ投資する(投資総額:1億2,000万~1億3,000万ドル、EurOrientの出資率:70%)ため、交渉している最中である。一方、インフラ建設としては、ホーチミン市タンソンニャット空港に代わる、南部ドンナイ省ロンタインの新国際空港への同社の投資案がベトナム政府に認可されることに期待している。Ron Nechemia氏によると、EurOrientは発展途上国のみに投資すると方針であり、ベトナムはその1つの国であるという。今後人材システムを構築し、ベトナムでの投資チャンスを更に求めていくと語った。


  
  
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