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ベト株ニュース - 市場概況

  
  

海外投資家は新しい原動力を待っている 完全無料ニュース

[2007/10/09 18:03 JST更新]

 10月4日にホーチミン市には130を超える世界の投資銀行、証券会社、資産管理会社等の代表が、ベトナム金融市場での投資チャンスを探し促進するために集まった。はじめてベトナムへやって来た投資家にとって、今回の訪問で得た最も貴重な経験は、ベトナム市場で成功するためには忍耐しなければならないということだったろう。

1) 悲観の中に見える楽観

 今回の2007年ビナキャピタル投資家会議に参加した130組のうち、半分弱はベトナムへ投資を行ったことのない会社であった。殆どの投資家は会議の初日に行われたアジア開発銀行(ADB)のベトナム事務所所長である小西歩氏の発表に吃驚した。小西氏はベトナム経済について様々な悲観的評価を持ち出し、またベトナムが内部力を基本的に変更すべきだと語ったからだ。

 同氏は、国家資源と国営企業の一部が効果的に活用されていないと指摘。更に国内企業の95%は中小企業であり競争力が弱く、特に補助産業が不足している。コンテナ1個をホーチミン市からハイフォン市へ運輸するコストが日本へ輸出するコストを上回る場合もある。また、技術員、熟練労働者の数が不足している状態。インフラの建設にもいろいろな問題が存在しているため、経済発展を抑制してしまっている、などととした。

 「私は皆さんを不安にするために、これらの問題点を取り上げたわけではありません。逆にこうした状況に対して楽観的な考えを持っているからです。私の目の前には日々努力し変化しているベトナムがあり、数年前のベトナムとは全く異なります。一年後にはまたより力強く変化しているはずです。現在ベトナムは海外投資を惹き付ける最も基本的な基盤を建設するために全力で努力しています。この発展を支援するため、今後3年間でADBはベトナムへ40億ドル (直近14年間の総額に相当)を援助することを決めました。」、と小西所長は強調した。

 同じ意見を持っているベトナムシティグループ社長であるCharly Madan氏は、ベトナムは給与制度を見直し、経済活動の監督力を向上し、また投資家へ公平な市場を開放するために、立法手順を改善すべきであるとコメントした。そして同氏は、この市場で投資する人は誰でも「忍」という字を学ぶべきです、とアドバイスした。

2) 注目を集めているベトナム外商銀行(ベトコムバンク-VCB)のIPO

 株式会社化というテーマについて、最も多くの注目を集めたのはVCBのIPO(新規株式公開)である。ビナ証券の社長であるFiachra Mac Cana氏によると、多くの人はVCBの発行株価が非常に高額に達すると予想したが、銀行銘柄の株価が高値の時期と比べ50~60%下落していることもあり、VCB株の落札価格は殆どの投資家の許容範囲に収まるだろうと語った。同氏は、今後数週間で、VCBが海外の戦略的パートナーを公開する。このパートナーへの発行株価が投資家が投資を決定する重要な基準になるだろう、と見ている。

 殆どの会議参加者は、ベトナム政府がVCBのIPOを2007年に行うことは証券市場へ新しい原動力を与えると考えている。VCBはベトナムの上位国営企業のシンボルであり、VCBのIPOを行うことで、改革と企業の透明化を強化しようとするベトナム政府の決意が表明されるだろう。

3) 新しい海外ファンド10社が参加

 Fiachra Mac Cana氏は、「今年年初から現在までベトナムへの投資を専門とする海外ファンドは少なくても10社設立されています。これまで活動して来たファンドも、VCBと他の大手企業のIPOへ参加するため、30~45%はキャッシュポジションを取っています。ベトナム市場へ向かっている金融投資家にとっては、2008年も引続き忙しい年となるでしょう。」と語った。

Asset Investor Co., Ltdの社長である石井氏の談話
「今から投資を始めても遅いことはない」

 「今回のベトナム訪問の後で、私たちはベトナムへの投資を検討します。多くの人は、ベトナム証券市場が去年より過熱しているので、今から投資を始めるのは遅いと言っていますが、ベトナム市場はまだまだ発展していきますから、投資チャンスはたくさん残っていると考えています。私たちは不動産や金融・銀行分野ばかりでなく、日用品生産分野にも関心を持っています。」


  
  
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