それは相場が軟調な時期によく耳にする言葉であろう。アジア太平洋証券のある投資家はロスカットのため、ホアファットグループ株式会社 [銘柄コード:HPG]の株式1万株を売却し、8,000万ドン(約54万円)の損失を出した。VNインデックスが1日で15.23ポイント下落しても大きすぎる下落とはいえないが、それが投資家にマイナスの心理的な影響を与え、売り注文を誘った。
投資家が楽天的であれば市場が活発になり、悲観的に市場を見れば下げ相場となる、ということは誰もがわかっているが、目の前におろおろしている人がいれば、誰でも怖さを制御できないものである。
また最近、ベトコムバンクのIPO関連ニュースや証券譲渡益に対する個人所得税、証券担保貸付、ベトナムの不動産市場のリスク、アメリカのサブプライムローンの危機など、市況を取り巻いているのは明るくないニュースばかりである。軟調市場の現在、海外投資家は資金が少ない場合は購入を控え、大きな資金がある場合には、少しずつ買いを入れ、下落すればするほど購入量を増加させている。
特に、市況に膨大な影響を与えるベトコムバンクの株式会社化はまだ難航しており、株式会社化後の、資本剰余金の使用方法詳細が発表されない限り、証券専門家にとっても市場を判断するのは難しいであろう。


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