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ベト株ニュース - 市場概況

  
  

新規上場銘柄が伸び悩み 完全無料ニュース

[2007/12/18 19:31 JST更新]

 多くの新規上場銘柄が続落している。この原因は、市場全体の下落傾向の影響を受けていることの他に、専門家や投資家により高すぎる価格で評価されていたことだと指摘されている。

1) 取引基準価格を下回る初日の取引

 12月10日、ペトロベトナム運輸(銘柄コード:PVT)は12万ドン/株の取引基準価格で上場した。しかし、上場初日の終値はストップ安に相当する(マイナス20%)9万6,000ドンだった。続く営業日の取引でも続落し、12月13日にはとうとう8万3,000ドンまで下げた。12月7日に上場したナムベト水産(銘柄コード:ANV)の場合は、取引基準価格が11万7,000ドンだったが、初日終値は9万9,000ドンでしかなかった。12月13日には株価は9万6,000ドンにまで下落した。

 同様に、第1ハティエンセメント(銘柄コード:HT1)が7万ドンの取引基準価格で上場したが、初日終値は6万500ドン、タンダイフンプラスチック(銘柄コード:TPC)は7万ドン/株の取引基準価格で、初日終値が6万9,000ドンといった具合である。さらに、少し前に上場していたペトロベトナム化学肥料(銘柄コード:DPM)、ホアファット(銘柄コード:HPG)、イディコ都市住宅開発投資(銘柄コード:UIC)などの新規上場銘柄も続落したため、投資家の間では上場準備銘柄を探すことは、以前のように活発ではなくなって来た。OTC市場で株を買った多くの投資家がこのために失敗したからだ。

 バオベト証券(銘柄コード:BVS)で取引している投資家のレ・タイン氏は、上場後に株価が上昇すると希望していたため、HT1株を上場初日に購入した。しかし現在まで彼は長期投資家のように継続してこの銘柄を保有せざるを得なくなっている。マイ女史は更に深みに嵌っている。TPC株が上場後に急騰すると見込んで資本を借入れてこの銘柄を上場前に6万5,000ドンで購入していたのである。上場初日にこの銘柄の株価は6万9,000ドンに達したが、期待利益に達していないため、マイ女史は売らなかった。しかし、その後TPC株は続落、12月11日には5万7,000ドン/株に下落してしまったのだった。

 新規上場銘柄の株価下落という現象が起きているため、トゥリエム都市開発(銘柄コード:NTL)、アルファナム(銘柄コード:ALP)、チュオンタイン木材等の上場準備銘柄を持っている投資家は落ち着かない気分のようだ。そのため、トゥリエム都市開発(銘柄コード:NTL)が、12月21日の上場時の取引基準株価を22万5,000ドンと発表したが、このことは投資家を驚かせた。

2) 評価が高過ぎた?

 11月末また12月初頭に上場した殆どの銘柄は、10月に上場申請書を提出していた。その時点では、証券市場はまだ大きな下落傾向にはなく、投資家が競って上場準備銘柄を探していた。こうしてOTC市場の銘柄の株価が大きく押し上げられた。PVT株は10月に12万5,000ドンの高値に達していたし、HT1株は7万ドンを上回り、ANV株は12万ドンのレベルに達していた。新規上場企業は証券会社によるコンサルティングの他に、OTC市場での取引価格に基づき上場申請書の取引基準価格を決めた。11月中旬から市場全体が下落し始めたのに伴い、こうした銘柄の株価(OTC市場で)も下落したが、上場申請書の取引基準価格が調整されることはなかった。また、多くの企業は証券会社がコンサルティングした価格レベルを認めようとせず、それよりも高い評価をするように要請した。ホーチミン市に置くある証券会社の社長は、株価を高く評価しないと、投資家の関心を惹き付けれないと考えているようだと明かした。新規上場企業は低い価格で上場した場合、その後株価が上昇しづらいのではと心配になるという。反対に、上場企業はこうしたことを受け入れることはない。自社の潜在性や発展計画に基づき合理的な価格を算出しようと考えるからだ。

 証券専門家であるフイ・ナム氏は、企業の上場初日の取引基準価格が高く評価されすぎているとコメントしている。同氏は「取引基準価格を高いレベルで確定しているために、一部の株主は期待利益に達しているからと、上場初日に売却する動きが見られます。そのため、供給が大きく株価が下落するという当たり前の結果を導いているのです。これらの新規上場銘柄の株価下落も、特に売買高が多い銘柄は、VNインデックスの下落へ影響を与えています。」と語った。


  
  
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