先月中は投資家の中には、不安が先行して、ロスカットに走っているものも多くいた。多くの専門家は、相場動向が投資家心理に左右されていると見ている。指示第03号修正やIPO延期等の情報についても、はっきりしていないことなども影響しているだろう。その他、国内投資家はこの時期、旧正月の直前になると、消費するための現金や、ローン返済のための圧力を受けることになる。Asiavantage Global投資ファンドのチン・ベト・クオン社長によると、多くの投資家が借入資本で投資しているので、旧正月前には資本を回収しなければならないことを指摘している。ただし、ホーチミン市にある日本の投資ファンドの社長は、市場はこれ以上続落しないはずだ、とコメントしている。同社長は、株価が魅力的なレベルに下落した市場へ資本を回すため、先週海外投資家は売却を拡大したのだと明かした。
又同社長は、「変更できないルールに則って、ある銘柄の株価が購入価格より一定の割合まで下落した場合、彼らはロスカットのためその銘柄を売却せざるを得ないのです。これは不思議なことではありません。」と言った。一方、海外投資家は様々なスタイルがあり、個人投資家も機関投資家も含むので、短期売買やスィングも珍しいことではない。現在、多くの国の証券市場でも積極的な兆しが出て来ているので、多くの海外ファンドはベトナム証券市場もこれより大きく下落しないと信じている。
Anpha Capital Groupファンドのグエン・テー・ルー社長は、旧正月以降、市場は更に成長し、遅くても6月にはVNインデックスが900ポイントを下らなくなるのでは、とコメントしている。しかし、そうは言っても、現在全ての銘柄の株価が魅力的なレベルにある、ということではない。海外ファンドは去年の利益が高く、今後の業績見込みが良い企業のみを選択する。また、企業の株主構成が良く、大口株主が売却しなければ、株価へは悪い影響を与えない。前出クオン社長は、政府は目先の政策ではなく、長期的な戦略を立てるべきだろう、と述べた。例えば、一環した外貨政策であり、海外投資家が証券市場へ参加する際に、外貨からベトナムドン(又は逆)への両替を簡単にすることなどだとした。こうしたことが、海外からの投資を奨励し、市場に新しい資本が流入することを促進するのだ。
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