59.84ポイントとは、2008年1月29日のVNインデックスと、2006年年末時点の VNインデックス(751.77ポイント)との差である。更にVNインデックスの一時的な安値(2008年1月24日、764.13ポイント)と比べた場合、この差は12.36ポイントにまで縮まってしまう。こうした小さい差が、何を物語っているかと言えば、2007年に証券市場が投資家へもたらした利益は余りたいしたものではなかったということである。
かなり以前からわれわれがよく耳にしていたのは、長期投資すべきであるというだろう。しかし、恐らく市場は続落するので、長期投資した人の中には現時点で耐えられなくなる人も多いだろう。
ある大手証券会社の投資部長は、「VNインデックスが850ポイントまで下落した時、多くの銘柄の株価が非常に合理的なレベルに達し、これ以上下落しづらいと判断し、ポートフォリオの制限ぎりぎりまで資金投入しました。その後資本の20%を利用しての投入も行いました。それでも、現在まで30%弱の赤字になっています。長期投資を目指させざるを得ない状況です。」と語った。
こういった類の話は、多くの投資家に「災難を分かち合う」ような励ましをもたらし、ある程度の安心を与える。自分ばかりではなく、他の多くの人も損失しているのだろうと考えられるようになる。そうして、多くの投資家は長期投資を目指す。10~15%程度の損失ならば、かなり成功したといえるはずだ、と思えるようになる。「沈黙もまた所作なり」ということわざの意味を深く理解するようにもなるだろう。
一方、国家証券委員会と国家中央銀行は市場を引上げる対策を考えている。ただし、大切なのは投資家自身が考えることである。4ヶ月前に、VNインデックスが900ポイントに下落した時には、投資家は買注文を続々出していたが、現在VNインデックスは新しい底値を次々に更新したが、需要は増加せず、多くの銘柄の株価は誰も考えることもなかったレベルにまで下落している。
(2)に続く


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