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ベト株ニュース - 市場概況

  
  

証券市場から退出する理由はない(2) 完全無料ニュース

[2008/02/19 16:08 JST更新]

記者) 現在、市場では供給が需要を上回っているので、IPO(新規株式公開)を延期する必要があるという意見があります。この意見については、どうお考えですか?

国家証券委員会のホーチミン市駐在代表責任者ホアン氏) ベトナム市場では優良銘柄がまだ不足しています。有名な大手会社のIPOを計画通り行い、上場させることができれば、優良銘柄を市場に供給することができます。そうすることで、より多くの大手機関投資家が市場参加し、需要を引き起こすことになるでしょう。それが市場活発化の1つのシナリオです。

記者) 現在の金地金価格が証券市場に対しては不利に働いていますが。

ホアン氏) この1世紀で、世界の金融市場が発展したことで、市場で取引される金融商品の中には、実需に見合わず大きな価値を持つものが現れるようになってきました。安定的に成長している経済では、そうした金融商品も心配すべきのものではありません。しかし、経済が一度不況に陥ると、そのバブルが崩壊する危機が生まれます。その危機を乗り越えるために、各国は外貨準備を増加させています。それに金が含まれるのです。こうして金価格が上昇しています。

 政府並びに金融機関が準備高を増加させるため、その反動で金融投資活動全般に影響が出ます。こうしたことが証券市場に影響を与えています。とはいっても、これは世界で起きている話です。ベトナムでは、経済活動は非常に活発であり、安定的に発展しており、企業の経営効率も高いので、投資家が証券市場から資本を抜いて金を保有しなくてはならない理由はまだないのです。

記者) 高いインフレも証券市場に対する1つの不利な材料といえるでしょうか?

ホアン氏) 経済が大きく成長していますので、インフレは当り前なのです。積極的なことだと言えるのですが、ただしインフレはコントロールできるレベルになければなりません。インフレが進み、それに合わせて金価格も上昇すれば、コントロールできなくなります。投資家が資本投入先を考慮する必要があると言えるでしょう。

記者) 金価格の下落、そして現在のインフレ抑制の可能性についてはどのように予測されていますか?

ホアン氏) 経済が衰退兆候から脱し、世界的な金融危機が回避された時に、金価格は下落するでしょう。市場体制が完成している国では、インフレや不況を克服することは難しすぎる問題ではありません。マクロ経済を効果的に調節する体制や手段、経験があるのです。しかし、ベトナムの体制は、まだ初期段階のものであり、統一的に行えないことで問題が深刻化しています。

 インフレは行政の指示だけで解決できるものではありません。国家金融システムのバルブとなる調節手段を確立し、柔軟に使用していく必要があります。

(3)に続く


  
  
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