ブルトラップ後の急激な市場の変動は、投資家心理を打ちのめしてしまったようだ。しかし、こうしたことを経て、投資家は選別され、市場の専門性が高められると言えるのではないか。
最近のブルトラップは2月27日。専門投資家の中にはVNインデックスの突然の変動や市場の群集心理に薄笑いを浮かべていたものがいた。当日第1節の下落は前日の下落傾向に同調していた。しかし、多くの投資家は売りの勢いが強くないと感じたために、買注文を出し始めた。そのため、VNインデックスは第2節で急速回復した。しかしその時点での、売買高が5,000億ドン弱であったため、経験豊富な投資家は心理の波の持続性が弱いことを見破った。彼らがすばやく、そして大きく売出したことで、VNインデックスは第3節で一気に下げ、第2節の希望の「ブルー」は引き裂かれた。
このブルトラップの最終結果は、VNインデックスが2月29日に14ポイント以上下落したことではっきりした。雑誌「証券投資」の情報によれば、このブルトラップの後、資本を銀行に移動して、証券市場から一時離れよう、と決定を下した投資家も少なくはなかった、という。
分析専門家によると、1営業日におけるVNインデックスの大幅変動は珍しいことではなく、それがスィングトレーダーを惹き付ける要因であるという。しかし、市場が下落し、インデックスは常にテクニカル分析のボトムで推移している現在、殆どのスィングトレーダーがブルトラップに嵌められている。短期間にこのトラップ(罠)が数多く出現すれば、「T+…」(決算日が約定日とは異なる)という条件のスィングトレーダーは利益を上げることができない。これが彼らが市場から一時的にせよ、退出しなければならない理由である。
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