2) 3月も低迷するのか?
テクニカル分析の各レベルについては、FPT証券では、710ポイントが3月の抵抗レベルになり、また590ポイントは合理的な支持レベルである、としている。710ポイントを上回るようなことがあれば、VNインデックスは800ポイントを目指す。逆に590ポイント割れとなれば、投資家は長期投資を目指し、ポートフォリオを再構成すべきとしている。
マクロ経済要素では、現在インフレがまだ最も懸念される問題である。インフレに次く問題は、国家中央銀行の金融引締めが一層強化されることである。
銀行間での金利は高いレベルに維持されると予想される。金市場は今後も魅力的な投資チャンネルとして、証券市場の資金の一部を吸収していくだろう。
一方、IPO(新規株式公開)及び新株発行は続けて行われる。特にハノイビール・アルコール飲料(ハベコ)の3,477万株が注目される。管理当局の指導に従って、IPOを延期するといった具体的は情報は伝えられていない。
投資家心理は一通りの失望や焦燥を経験した。そのため、回復機運が現れなくても、3月には多くの投資家がポートフォリオ再構成するために、大きく売却する可能性も指摘されている。心配なことは、多くの人が証券市場を離れ、他の投資チャンネルへ資金を投入する可能性があることである。
逆に、市場は銀行の外国人保有枠(ルーム)拡大には大きな期待を抱いている。ルームが拡大されれば、 サイゴン商信銀行(銘柄コード:STB)とアジア商業銀行(銘柄コード:ACB)は市場を回復させる牽引役となるだろう。また証券担保貸付が継続され、中銀が年初2ヶ月間で外貨買入れを増加させ、マクロ経済政策が調整されること等が期待されている。
実際、上場市場の平均PERが15~17倍程度まで下落し、更にPERが10倍を下る銘柄もあることは、投資家が長期投資用のポートフォリオを再構成するためには魅力的なことであると評価することができるだろう。
(終)
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