証券市場の4つの問題
証券市場が上昇していた2007年4月27日には、ベトナム経済院のレー・ズイ・ヒュー博士の「証券市場での投機と株価操作:市場はどこまで行くか?」という記事が発表された。この記事では、市場が調整局面に推移した場合、VNインデックスは大幅下落し、500ポイントレベルを割込み、実体経済に基づく実質価値に戻る可能性がある、というコメントを出していた。その後で、多くの読者がヒュー博士のコメントに対して、反対意見を出した。しかし、現在では、ヒュー氏のコメントは正しかったと証明されたのだ。ヒュー氏が提示した、証券市場を持続的に発展させる 4つの問題は参考にする価値がまだあるのではないか。
1 株価が実質価値より高すぎるレベルにまで上昇したこと。元々市場と価格は社会的な基準であり、不適切なものは長く存在することができない。この理論からすれば、株価が下落するのは自然なことである。
2 投機家の調整していること。株価が下落したのは、株の供給が増加しているためではなく、投機家の調整に基づいている。利益や自分の財務能力に相応しいものにしておくために、ブルーチップを低い株価のまま維持できるよう調整している。
3 不動産市場の動きが証券市場に影響すること。(不動産市場が活況になり)高い価値のある銘柄の株価が低くなると、低い価値の低い株価が、他の高い株価を実質価値へと引下げる。これがドミノ現象を惹き起こし、全ての株が同時に下落してしまう。
4 証券法と金融政策が証券市場の投機と株価操作の除外に対して十分機能していないこと。このことは、土地法が不動産市場の投機と価格操作をコントロールできなければ、証券法と金融政策も証券市場の諸問題をコントロールすることが難しいということも意味しているだろう。
ベトナムでも、現在一部の企業は自社の株式の価値を向上させる策を講じている。例えば、ある高級リゾート建設事業についての目論見書には、投資家がこの事業へ出資した場合(投資総額70万~100万ドル)、出資率に従って配当を受けることができる他、このリゾートを年間15~30日間無料で利用することができるという項目が記載されている。
(終)
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