最近VNインデックスが7営業日に渡って連続的にストップ高していたが、それは株価変動率が限定されたことで、流動性が非常に低くなっていたためでもある。先週の1日あたりの買い注文は3,710万株。これは3月末の最終週と比べて46%も増加していたが、売り注文は1日123万株と記録的に低かった。その前の週の1日の6%にすぎなかった。
過去には株式市場が連続19営業日に亘って上昇したこともある。続伸する展開では、多くの投資家は安心して株式を保有する決心ができる。しかし、株価変動率を縮小させたことで、短期的な取引を行う投資家及び機関投資家は相場から退出せざるを得なかった。
両証取における株価変動率をそれぞれ1%引き上げた国家証券委員会は非常に慎重であった。短期的な視野で見れば、株価は依然狭い変動幅の中で騰落することになり、プロの投機者にとって、この新しい変動率、そしてそこから得られる利幅はまだ魅力的だとは言えないであろう。
株価変動率の引き上げは短期的な取引を行う投資家を増やすだろうが、それ程多くはならない、とユーロキャピタル証券の分析部では見ている。
底を打ったとされている3月25日と26日に購入できた人は、既に12%程度の含み利益があるが、これではストップ高2営業日分の結果と同じである。利益上昇率が遅いことで、投資家はなかなか売却しようとしていない。しかし、一度供給が増大すれば、また慌てて売り争う可能性もある。
(3月25日・26日から)これまでに購入された株式数(相対取引のよる株式も含む)はおよそ2,742万株と見られるが、その時からT+3後で売却された株式数は僅か656万株である(先週末時点まで)。それでも需要が突然弱まれば、こうした大量の株式がまた市場を埋め尽くしてしまう可能性は高い。株式保有者が殉教者的精神で売らないようにしない限り、株価が更に一歩一歩上昇していく、というシナリオは実現し難いとも言える。
経済が悪化していると見られている現在、リスクが最も低い銘柄、或いは金融市場からの影響をほとんど受けない企業の銘柄に資金が流れると考えられている。


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