ダイベト証券の分析部(CTCK Dai Viet)
先週末のVNインデックスは、539ポイントに下落しました。週末には多くの投資家は売り争っていましたが、海外投資家は大きく買いを入れました。4月8日の売買高は2,500万株もありました。一方、証券会社や銀行は担保割れ株式を売却していると見ています。
アメリカにおけるサブプライムローンは更なる悪影響を及ぼしていますが、ベトナムでも政府が金融引き締め策を採用していることで、経済成長に影響が出るはずです。また、最近発表された香港上海銀行(HSBC)のレポートも投資家の心理に消極的な影響を与えています。
短期的では株式市場を上向き方向に転向させる良い兆しはありません。投資家は4月16日の市場動向を見て投資決定をするべきでしょう。現時点では食品や製薬業の銘柄に注目してみたいです。
ミラエ・アセット証券の分析部(CTCK Mirae Asset)
先週は流動性が高くなりました。売買高が急に上昇し、その前の週のおよそ6.2倍(ホーチミン証券取引所)及び7.4倍(ハノイ証券取引所)となりました。
ストップ高がずっと続いてきたVNインデックス及びHASTCインデックスが反落することは織り込み済みだったといえます。短期的な投資家の利益確定の動きもありますし、年末のVNインデックスが600ポイント台を巡って動くという、4月7日に発表されたHSBCの報告の影響も考えられます。
最近、多くの企業が株主総会を開催していますが、2008年度業績見込みは2007年度よりやや低め、或いは僅かに高めと発表されているようです。また、多くの企業では、株式配当を行い、増資することに株主は賛成していません。今週も下げ相場になる可能性が高いですが、暴落は起きないでしょう。
マーケットシェアが安定しており、大幅なコスト削減が可能で、流動性が高い銘柄には注目すべきです。
アンビン証券の分析部(CTCK An Binh)
ホーチミン証券取引所ではこの4営業日(先週)で海外投資家がたくさん買いを入れました。売却分を差し引いた購入が1,200万株にも達しており、2007年9月以来最も高い数字となりました。海外投資家はHSBCの報告を積極的に見ていると考えればいいでしょう。私たちも、長期的な視野に立てば、今からは少しずつ購入すべきだという風に考えています。
EPS(ザクエン)証券の分析部(CTCK Gia Quyen)
IMF(国際通貨基金)が世界経済の成長率予測を年間4.1%から3.7%に引き下げましたが、この予測とベトナムの高いインフレ率が、2008年末時点のVNインデックスに対するHSBCの意見を変えました。また、2009年からとされる証券譲渡による所得税も、投資家の心理に消極的な影響を与えているのではないでしょうか。
株式市場が迅速に回復すると期待している投資家は多くはいないようです。5~10%の利益を獲得できれば、すぐ売却する人が多く見受けられます。
政府はインフレ抑制策を継続するでしょう。積極的なインフレ抑制によって、むしろベトナム株式市場は健全で、そして着実に成長できる市場へと発展していくのではないでしょうか。
良好な情報がなければ、相場は今週も下げが続くと見ています。


?1775645444)
印刷用ページ


