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前日反落したホーチミン市場は、原油価格の下落、米連邦公開市場委員会(FOMC)の利上げ判断など懸念材料はあるものの、前日のインデックスが大きく下落しなかったことで投資家は落ち着きを取り戻し、朝方からビナミルク[VNM]が大きく上昇して牽引、インデックスは568付近まで上昇。その後565まで戻して下値を固めると、終盤に向かって上昇。+5.78ポイント(+1.03％)高の568.00で引け、反発した。原油価格に回復の兆しが見えると、ペトロベトナムガス[GAS]、ペトロベトナム・ドリリング[PVD]が上昇してインデックスに貢献。金融関連も上昇し、ベトコムバンク[VCB]が3営業日続伸、ヴィエティンバンク[CTG]は5営業日ぶりに上昇した。

今日の取引で注目されたのは売買高トップに立った木材加工大手のドゥックロンザライグループ[DLG]。「同社重役が取調べを受けている」との噂が流れ、9日、10日、14日とストップ安していたが、海外出張から帰国した同社会長が事実無根との声明を発表したことで買い戻され、朝方のストップ安から▲200VND安まで回復した。Market Vectors Vietnam Index ETF(VNM ETF)が先週末発表した銘柄構成比率を修正したことで、構成比率を引き下げられたキドグループ[KDC]はストップ安。一方、海運事業などを手掛けるMHC[MHC]が活発に取引されてストップ高した。

ハノイ市場も、+0.15ポイント(+0.19％)高で反発。ペトロベトナムテクニカルサービス[PVS]、ペトロベトナムコーティング[PVB]、ペトロベトナムドリル溶液化学製品[PVC]などペトロベトナム関連が上昇。チーベト投資管理[TVC]が活発に取引されてストップ高。ナムディン図書教育設備[DST]もストップ高で9営業日連続上昇。この9営業日で株価は2.24倍に高騰している。