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前日反落したホーチミン市場は、中国人民銀行が預金準備率を引き下げる景気刺激策を実施したことが好感され、プラスで寄り付き、前場ではビナミルク[VNM]、ペトロベトナムガス[GAS]、ベトコムバンク[VCB]が上昇。後場に入ると、中国市場が急反発したのを受け、VNM、GASが更に値を伸ばしてインデックスは565.65の高値をつけたが、終盤でVCBが急反落したため若干値を下げ戻し、+2.19ポイント(+0.39％)高の561.56で引け、反発した。

銀行6銘柄のうち上昇はエクシムバンク[EIB]と軍隊商業銀行[MBB]の2銘柄。MBBは外国人投資家に強く買われて値を上げた。上昇が目立ったのは外国人保有比率を49％に引き上げる申請が承認されたと発表したリー冷蔵電気工業[REE]。売買高が直近10営業日の8倍にも達し、一時ストップ高した。また、ビントゥアン鉱産工業[KSA]、ズオンヒエウ鉱産採掘商業[DHM]など鉱産株が活発に取引され上昇。一方、カントー農業技術資材[TSC]がストップ安で9営業日ぶりに下落した。TSCは直近3か月で1万2000VND(約61円)から1万8800VND(約95円)まで上昇しているが、同社取締役会は今日、資本金を1兆4760億VND(約75億円)から2兆0670億VND(約105億円)へと引き上げる増資計画を中止すると発表した。ビングループからの借入金を株式に転換すると発表したチュオンタイン木材加工[TTF]がストップ安した。

ハノイ市場も+0.23ポイント(+0.29％)高で反発。保険業のPVIホールディングス[PVI]が朝方から急上昇してインデックスを牽引。直近3年の高値をつけた。