地場系大手総合メディア会社イエーワングループ[YEG](YeaH1 Group)はこのほど、アジアでエンターテインメント・コンサート運営事業を展開する多国籍企業iMeエンターテインメントグループ(iMe Entertainment Group)と、米国のエンターテインメント技術スタートアップであるアルファZ(AlphaZ)とともに、「V-ビヨンド・コンサート(V-Beyond Concert)」プロジェクトを発表し、戦略的協力協定を締結した。
この取り組みは、ベトナムのポップミュージック(V-Pop)の本格的な国際展開を図ることを目的としている。
11月にカリフォルニア州で北米初公演を開催
プロジェクトの最初の舞台として、11月21日に米国カリフォルニア州アナハイムにある屋内競技場「ホンダセンター(Honda Center)」でコンサートが開催される。同会場は最大1万4000人を収容できる。
当日は、YEGのリアリティ番組出身者や、関連企業に所属するアーティストなど、約30人が出演する予定だ。出演者の中には、新たな男性アイドルグループ「UPRIZE(アップライズ)」も名を連ねており、今回の出演が世界進出に向けた足掛かりになると見込まれている。
多国籍企業の連携による国際水準のエコシステム構築
今回のプロジェクトは、各社の強みを結集して進められる。YEGがアーティスト基盤と大規模なファンコミュニティを提供し、iMeエンターテインメントグループが国際水準のインフラとイベント運営能力を活用してコンサートを取り仕切る。一方、アルファZは最新の技術ソリューションを提供し、北米におけるファンコミュニティの構築とエンゲージメント向上を支援する。
YEGの副社長は、この取り組みは単なる海外公演の実施にとどまらず、V-POPを世界的な舞台に押し上げるための国際水準のインフラ構築であると強調した。
また、iMeエンターテインメントグループの代表は、ベトナムの音楽には、独自性やトレンド感、キャッチーさ、ファンコミュニティの強いエネルギーといった、世界が求める要素が揃っていると評価し、大きな期待を寄せている。
ソニーとの合弁で世界市場を開拓
海外進出の裏には、グローバル音楽企業であるソニー・ミュージックエンタテインメント(Sony Music Entertainment=SME)との強力な連携がある。両社はベトナムのアーティストの海外展開を見据えた合弁会社「SYEホールディングス(SYE Holdings)」を設立しており、今回のコンサートでもSMEのネットワークを通じた音楽配信のサポートが予定されている。
出演予定のUPRIZEは、両社がK-POP型の育成モデルを取り入れて結成したベトナム初の本格ボーイズグループだ。今回のプロジェクトを通じて、世界市場におけるベトナムのエンターテインメント産業の存在感向上が期待される。


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