ベトナム電力グループ(EVN)によると、2026年1~9月期の全国の発電・輸入電力量は前年同期比+9.3%増の2657億9000万kWhとなった。
EVNは需要増に対応するため、主要電源や送電網の整備を加速させるとともに、蓄電池システム(BESS)の導入や将来の安定供給体制の構築を進めている。
主な内訳は、石炭火力が1326億3000万kWhで全体の49.9%を占めた。また、水力が684億8000万kWh(全体の25.8%)、太陽光と風力を含む再生可能エネルギーが336億kWh(同12.6%)、ガスタービン火力が204億8000万kWh(同7.7%)、輸入電力が103億kWh(同3.9%)と続いた。
送電電力量は前年同期比+10.8%増の2139億8000万kWhと推計され、主に中部から南北両地域へ送電された。
EVNは第1クアンチャック火力発電所(北中部地方クアンチ省、旧クアンビン省)の両号機について、年内の商業運転開始を目指すほか、チアン水力発電所(東南部地方ドンナイ市)の拡張工事などを推進している。
送電網では、1~9月期に110~500kVの送変電設備に関する工事131件を終えて通電を開始し、新たに136件の工事に着手した。
このほか、再生可能エネルギーの出力変動への対応に向け、ハノイ市電力総公社(EVNHANOI)や北部電力総公社(EVNNPC)などがBESSの導入を進めている。
10~12月の全国の発電・輸入電力量は前年同期比+11.3%増の889億7000万kWhと見込まれる。EVNは、年末の供給確保に加え、2027年分の燃料調達契約の締結や、中国からの電力輸入に向けた送電設備の着工準備を進めている。


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