海外機関投資家向けブローカー業務でシェアトップのベトキャップ証券[VCI](Vietcap)は28日、地場人工知能(AI)スタートアップのAIハイ(AI Hay)との間で、包括的な協力に関する覚書(MOU)を締結した。
両社は協力の枠組みの中で、AIの活用によってベトナム人ユーザーの学習・投資体験を最適化する。VCIは、金融・証券分野における独自のデータと知識リソースを提供し、これには「ベトキャップIQ(Vietcap IQ)」と「ベトキャップ・アカデミー(Vietcap Academy)」といったシステムが含まれる。これらはAIハイのプラットフォームに統合される予定だ。
この統合により、AIハイのユーザーは、信頼性の高い金融知識データベースにアクセスでき、投資関連の質問に対する回答の質と正確性が向上する見込みだ。
また、両社は共同で投資AIチャットボット「ウォーレンAI投資メンター(Warren - AI Investment Mentor)」を開発する。
同チャットボットは、学習支援・証券アドバイス機能を備え、VCIとAIハイの両プラットフォーム上で運用される。投資知識の提供やデータ分析のガイドのほか、口座開設やオンライン投資相談など、VCIのサービスエコシステムと連携できる。
AIハイは、VCI専用の「AIハイ・プロ(AI Hay Pro)」パッケージを導入し、AIビジネスツールの応用による業務の効率化とプロセスの最適化、社員の生産性向上を支援する。


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