不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)子会社で住宅開発最大手ビンホームズ[VHM](Vinhomes)がホーチミン市カンゾー村(xa Can Gio、旧ホーチミン市カンゾー郡)で進める埋め立て沿岸都市区案件「ビンホームズ・グリーンパラダイス(Vinhomes Green Paradise)」が、スマートシティの国際規格「ISO 37122」の暫定認証を取得した。
ベトナムの都市開発プロジェクトとして同認証を取得するのは初めてで、持続可能な開発の新たな先例となる。
同認証の取得にあたっては、カナダに本部を置く世界都市データ委員会(WCCD)が、新規プロジェクト向けの指標に基づいて評価した。韓国のコンサルティング会社である韓国能率協会コンサルティング(Korea Management Association Consultants=KMAC)なども共同評価に参画している。
プロジェクトでは、2870haの敷地全体の建ぺい率を16%に抑え、環境や社会、ガバナンスなどの5つの柱からなる独自の「ESG++」モデルを採用した。将来的には、100%再生可能エネルギーによる電力供給や、排出ゼロの交通手段の導入を目指す。
また、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の生物圏保護区に隣接する立地を生かし、森の再生や気候変動適応のための基金も設立する。
親会社のVICは、2025年4月に同プロジェクトを着工した。同村の旧カンタイン町と旧ロンホア村にまたがる開発区域内には、ベトナム最高層となる予定の108階建て超高層ビルのほか、東南アジア最大規模の劇場や国際水準の商業施設、米国機関と提携した国際総合病院などが整備される計画だ。今回の国際認証取得により、世界的なスマートシティモデルとしての確立が期待される。


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