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25年1~3月新築分譲マンション、2大都市で新規供給減 完全無料ニュース

[2025/05/20 06:09 JST更新]


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 英系総合不動産サービス会社のサヴィルズ・ベトナム(Savills Vietnam)が発表した新築分譲マンション市場に関する最新レポートによると、2025年1~3月におけるホーチミン市の新規発売戸数は約800戸で、前期比▲70%と急減した。ただし、前年同期比では+29%の増加となっている。

 新規発売戸数の大半は、主に同市直轄トゥードゥック市とビンタン区にある既存の大規模案件の新規発売物件だった。同期中に市場へ新たに投入された唯一の新規案件は、トゥードゥック市にある「ザ・ナイン・ステラーズ – アルタ・ハイツ(The 9 Stellars – Alta Heights)」となっている。

 中級向け・低所得者向けマンションのセグメントは、新規供給において引き続き主要な役割を果たしている。同期中に発売された新規供給戸数は、すべてB級・C級の物件だった。

 このうち、1m2当たりの販売価格が5000万VND(約28万円)未満の低価格住宅は、依然として供給の少なさが目立った。同セグメントは新規供給全体の13%にとどまり、その大半はビンタン区の「グリーン・タウン(Green Town)」案件(第2期)からの供給だった。

 同期におけるホーチミン市の新規供給戸数合計は約5000戸で、前期比▲24%減、前年同期比では+2%の微増となった。成約率(新規供給戸数に対する成約戸数の比率)は23%程度に留まった。

 一方、ハノイ市では、同期における新規発売戸数は7940戸で、こちらも前期比▲39%に減少。ただし、前年同期比では+95%増加した。新規供給戸数合計は1万1168戸で、前期比▲33%減、前年同期比では▲14%減となった。成約戸数は7914戸だった。

 大規模都市区案件が引き続き供給数と成約数を牽引し、◇「ビンホームズ・オーシャン・パーク(Vinhomes Ocean Park)」、◇「ビンホームズ・スマートシティ(Vinhomes Smart City)」、◇「ビンホームズ・グローバル・ゲート(Vinhomes Global Gate)」の3案件が、新規供給戸数全体と成約戸数全体の9割をそれぞれ占めた。


  
  
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